「やる気になったあなたが成功するために本当に必要なこと」杉村 晶孝
2009/06/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
最初、この人はアホなのかな、と思ったら本当にアホでした。商社マンのときには、ユダヤ人に下手な英語で営業をかける、華僑の大物に下手な広東語で売り込みをかける。ブロンド女性からアホよばわりされたこともあるそうです。
しかし、著者は本当にアホになって相手があきれるくらい通って、拝み倒すと仕事が取れたといいます。そして道が開けたのです。ロジックも大切ですが、やはり根性、熱心さも大切ということなのでしょう。バカでも行動力のある人が勝つのです。
・やはり人のこころを動かすのは誠のこころで相手をおがんで、おがんで、おがみたおす「おがみや」なのだ。企画書や、プランニング、机上の空論だけではまともな商売はできない(p221)
普通の人は、左遷されると心が折れます、バカ呼ばわりされると落ち込みます。そんなの関係ね~というのが、著者のアドバイスです。笑われてもバカにされても、やってやってやりまくるのだ。そうすれば、自分が成長し、道は開けるのだ、といいたいのでしょう。
この本では、そうしたアホになるための自分の自己暗示の方法が非常に参考になりました。やはり、イメージの力と、コトバの力をつかうのです。例えば、著者は「実験、実験、なんでも実験」とつぶやくことにしているらしいのです。
・「売上が3倍になりますように」とかではまったく逆効果。すでに売上が3倍になったときの達成感、感情をワクワク今感じるのだ。(p128)
アホになれ!と言いながら、実際にアホの人の話を読むとインパクトがあります。著者は、本物のアホだと思いました。アホの本物度に★5つとしました。
この本で私が共感した名言
・かっこうをつけず、嘲笑されても継続してやりまくるのだ。アホよばわりされ、あきれはてられるまで、人目を気にせず忘れ去られるまでやり続けるのだ。(p62)
・今この瞬間、瞬間を自分の限界まで、限界を突破するくらいやりまくることだ。自分を今、完全燃焼させるのだ。自分自身でできることは何でもかんでもやって、やりまくる。(p94)
・カネは単なる手段であって目的ではない。カネをもうけて(手段、方法)どんなこころの状態(目的、結果)にしたいのか。・・・ここを勘違いしてはいけない。(p131)
・寝床に鉛筆と「でっかいメモ」をおいておく(p170)
・ダメモトではないか。「ダメモト、ダメモト」とつぶやき、躊躇したり、おっくうになったら自分自身でつぶやくのだ。「あかんでもともとやりなおしたらしまいやがな いのちまではとられへんで」(p236)
▼引用は、この本からです。
明日香出版社
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【私の評価】★★★★★(92点)
著者経歴
杉村 晶孝(すぎむら まさたか)・・・丸紅にて国内営業、三国貿易、国際プロジェクト金融等でダントツの営業実績を残す。その後、大手金融機関に天職。資本市場、国際証券金融、投資銀行等で勤務。国際ビジネスにど根性大阪商法と華僑流商売を融合。その後、窓際族となるが、チラシによるマーケティングを学習し、個人向け金融商品を売りまくる。現在は高等戦術研究所の代表として、ゲリラマーケティングのコンサル、セミナーを行う。
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この本も、メルマガで紹介され、即書店で購入しました。
良い発想や名案があっても、実行することが難しいのですが、それを打ち破る方法には、勇気づけられました。
営業車の中で独り、
「あかんでもともと、だめもとやがな・・・」と
無敵のマントラを唱えて頑張ってます(笑)
感動した本は
「やる気になったあなたが成功するために本当に必要なこと」
杉村昌孝
です。
実はこの本は、プレゼントで頂いた本です。
今でも何度も読み返しては、反省し、考え直しと繰り返し
読ませていただいています。
自分自身の中の凝り固まった考え方をほぐすように。
肩こりをマッサージでほぐす感じですかね。
本のソムリエ様
拙著 やる気になったあなたが成功するために本当に必要なこと ご高評賜りありがとうございます。
新刊ダイヤモンド社 集団感染マーケティングも相当アホなようでアホでない本です、よろしくご一読くださいませ。
下記アドレスはダイヤモンドオンラインで特別リポートされました修行するアホの仙人です。
http://diamond.jp/articles/-/10009?page=5
杉村