「がんばらないで成果を出す37の法則」平野 敦士カール
2009/05/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
「人脈の達人」と言われる平野さんの一冊です。平野さんは最近まで会社の経営、大学での講義、他社の社外役員などとして、何でも自分で頑張ってきたそうです。
しかし、その結果は、挫折と苦難の絶えない道でした。ところが、あるときから「ひとりでがんばるのはやめよう」と考えるようになったら「人脈の達人」と呼ばれるようになり、仕事も順調になっていったといいます。
この本で一番感じたのは、平野さんの仕事のスタンスです。著者は常に、相手に与えることを考えて、仕事をされている感覚が伝わってきました。
・実は私の場合、「相手を社内で出世させたい」と思ってやっていました。(p93)
人は、「人脈、人脈」と言いますが、そうした人脈そのものよりも、自分では全てできない、足りないところは、手伝ってもらおうと素直に思えることが大切であると感じました。仕事の基本が見えてくる一冊でしたので、★2つとします。
この本で私が共感した名言
・志のある人、熱意のある人とより多くの時間を接すること(p60)
・効率よく人脈をつくり上げるのに最適な方法はそういった会を主催することです(p66)
・原稿は書かず、キーワードだけを書く・・・私はプレゼンのときには「話す内容を原稿にしない」・・・講演会の前は、自分でICレコーダーに実際に講演して吹き込みます(p109)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
1章 21世紀はアライアンスビジネスパーソンの時代
2章 誰でもできるアライアンス・コミュニケーション術
3章 誰も教えてくれなかったアライアンス人脈術
4章 ワンランク上のアライアンス人間関係術
5章 ワンランク上のアライアンス仕事術(実践編)
がんばらないで成果を出す37+1の法則
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著者経歴
平野敦士カール(Carl Atsushi Hirano)・・・株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長、ハーバードビジネススクール招待講師、沖縄大学大学院非常勤講師のほか多くの企業の顧問や社外役員も務める。米国イリノリ州生まれ。麻布中学高校、東京大学経済学部卒業後、1987年日本興業銀行に入行。1999年NTTドコモに転職。アライアンス推進担当部長として、iモード成長戦略プロジェクトのコアメンバーとして、「iモード」の立ち上げから、「おサイフケータイ」の開発・普及事業に着手し、2006年にはクレジットカード会社を巻き込んで世界初となるケータイクレジットを実現させる。ベンチャー経営陣を経て、2007年9月よりハーバードビジネススクールのアンドレイ・ハギウ博士と企業のインターネット戦略やM&Aの立案等を支援するコンサルティング会社を創業。「おサイフケータイ」のクレジット発案者(Mastermind)として世界的に著名であり、「ミスターおサイフケータイ」の異名もある。
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