「日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法」藤沢 晃治
2009/01/15公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
英語というものは外国の言葉ですから、さっぱり頭に入らないという人が多いのではないでしょうか。それでも、中学校に行くと、英語の勉強がはじまりますので、まずは、英語よりも英語の勉強法を学びたいものです。
この本の「英語の勉強法」の特徴は、非常に実践的であるということです。まず、目標設定や進捗状況を表で「見える化」するなどの、勉強の管理方法から入ります。
・自分の勉強全体の進み具合が、ひと目で簡単にわかるような表を作る(p24)
そうしたガイドラインをしっかりしたうえで、例文をまるごと覚える、CDで聞きながら覚える、などの個別のテクニックが紹介されていきます。具体的な教材が紹介されているところも、いまから勉強しようとしている読者にはうれしいのではないでしょうか。
・「このような場合は英語ではこう言う」のように、「日本語のパターン」対「英語のパターン」の対応を無条件で覚えることが大切です(p125)
また、最後のほうには、とりあえず試験で点数を上げる方法も載っており、これだけ読んで満足する人もいるのでしょう。この価格で、ここまで完成度が高い英語の本もめずらしいと思いました。英語勉強本のスタンダードになるのではないでしょうか。本の評価としては★5つとします。
この本で私が共感した名言
・教材から、あなた自身が「なるほど!」と感心し、是非、覚えたい、吸収したいと思う箇所を一冊のノートに書き写していく(p133)
・覚えるべき単語やイディオムを含んだ例文が載っている教材を選びましょう(p121)
・ヨーロッパ人と文通を始めた・・・文通の相手は当然(!)すべて同世代の異性にした(p92)
▼引用は、この本からです。
三笠書房
売り上げランキング: 41275
【私の評価】★★★★★(91点)
目次
1章 たった2年半で、夢をかなえる「勉強計画」―「英検1級、TOEIC900点」も夢ではない!
2章 英語が「ある日突然分かる」ようになる法則―目からウロコの体験をして下さい
3章 聞こえなかった単語が、はっきり聞こえる!―リスニング力は「発音」で決まる!
4章 「ネイティブとの会話」が聞き取れる快感―「書く力」を鍛えると、会話力が伸びる!
5章 「英語が反射的に出てくる」勉強法!―「理屈で覚えて、反復」、これが決め手!
6章 「本物の会話力」を身につけるために!―「苦手分野」を完全に克服する!
7章 「英検・TOEIC」で実力を発揮するために!―確実に「高得点をあげるコツ」を伝授!
著者経歴
藤沢 晃治(ふじわら こうじ)・・・大手メーカーに勤務した後、2005年退職。現在、コミュニケーション研究家として講演、研修を行う。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする