「東大生が教える！超暗記術」徳田 和嘉子

【私の評価】★★★★☆（82点）

■受験における暗記にポイントを置いた一冊です。

　理科、歴史、古文などは
　８０％が記憶の勝負となりますので、
　この本が力を与えてくれるでしょう。

■内容としてはベーシックなもので、
　ゴロ合わせ、イメージ記憶、
　ビジュアルノート、オヤジギャクなど
　いかに"引っかかり"を作るかというものに
　なっています。

　　・「ゴロ合わせでヒントをつくっておこう」
　　　という感覚のほうが、暗記にはずっと効果的
　　　だと思います。（ｐ87）

■この本の素晴らしいところは、
　他の記憶術の本のように技術の説明だけでなく、
　ヨーロッパの歴史はこう覚えた、
　化学の公式はこう覚えた・・・といった
　具体例が出てくるところです。

　こうした具体例があると、
　受験生としては自分がやるべきことを
　イメージしやすいと思うのです。

■東大生でもこんなレベルで、
　こうして覚えているんだ・・・と
　安心できる一冊です。

　受験生なら必読の一冊です。

　イラスト付きで非常に読みやすいので、
　子どものいる家庭では一冊買っておいてください。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。

　　・"忘れないイメージ"をつくっていくことが、
　　　"引っかかり"をつくるということなのです。（ｐ30）

　　・ノートをビジュアルにするテクニック・・・
　　　「色を塗っちゃう」ということです。（ｐ121）

　　・暗記する作業の「ゲーム性」を強くする方法・・・
　　　"人を巻き込む"というものです。（ｐ138）

　　・失敗したらラッキー・・・
　　　「自分が失敗したところだ」という認識があればあるほど、
　　　次のステップでは確実に覚えている可能性が高い（ｐ224）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★★☆（82点）

■著者経歴・・・徳田 和嘉子（とくだ　わかこ）

　茨城県水戸第一高校卒。東京大学法学部。
　家庭教師の指導実績から「徳田マジック」と呼ばれる。
　バスケットボールではカレッジリーグで選抜され、アジア遠征。
　セミナーを運営するラーニングエッジ（株）スタッフ。
　リーダー育成塾・志塾を事業とする（株）ユニークのダイレクター。

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