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「松下幸之助の実践心理術―「無」から「有」を生み出す究極の心理テクニック」赤塚行雄

(2008年6月30日)|本のソムリエ メルマガ登録
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【私の評価】★★★★★(92点)


内容と感想

■経営の神様 松下幸之助は、
 お客様だけでなく、
 社員も感動させてきました。


 そうした感動のエピソードを
 集めた一冊です。


■部下を3時間も叱りつづけるなど、
 激烈なエピソードもありますが、
 底辺にあるのは(真剣さ)でしょう。


 それは仕事だけでなく、
 遊びにおいても(真剣)なのです。


■会社の行事などで、
 手違いからスケジュールを
 変更しなくてはならないことは
 よくあることだと思います。


 しかし、そんなとき松下幸之助は、
 「そんなに簡単に妥協するなら、
 やめてしまえ!」と、激怒しています。


・馬鹿もん!・・・いくら運動会というても、大事な大事な催しや!それを国旗掲揚はぶいてどないするんや!そんな横着して、一体どうするんや!おまえら、そうしたいんなら運動会はもう中止や!中止せい!(p143)


■そこには、こうした行事でさえ、
 ちょっとしたアクシデントに左右されるような
 心持では、真剣勝負の仕事においては
 死を意味するという直感、
 恐怖があったのではないかと思うのです。


 「細かなところまで、こだわる真剣さ」を
 仕事だけでなく遊びでも追及し、
 社員にそうした経営哲学を伝えようと
 していたのかもしれません。


・目に見えるものだけを大切にした経営は、決して最終的によくならんよ。目に見えない部分のもんをもっと大切にせんと、結局行き詰まるんや・・・「目に見えないもの」とは・・・「その会社にある経営哲学、理念だよ」(p148)


■なぜ、松下幸之助は
 人を感動させることができるのか?
 その一端を知ることができる一冊でした。


 知らないエピソードもありましたので、
 本の評価としては、★5つとします。


この本で私が共感した名言

・彼がもっとも恐れたのは、手抜きだった。・・・手抜きした仕事の結果云々が問題なのではなく、手抜きした過程で、それが「癖になってしまう」ことを、幸之助はもっとも恐れたのである。(p33)


・月給の社員への給料袋には、幸之助が一人一人、その人へのこれからの熱い期待とこれまでの感謝を込めてメッセージが添えられていた。(p162)


・一人では貯まらない金も、二人だと将来の展望が立って、貯められる。不思議と、一人では苦しい生活が、二人になると食えるようになるものだ。(p102)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★★★(92点)



監修者紹介

 赤塚 行雄(あかつか ゆきお)・・・1930年生まれ。東大卒業、スタンフォード大学に留学後、日本大学助教授、長野大学教授などを経て評論家。中部大学教授。著書多数。


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