「ヤンキース流広報術」広岡 勲
2008/04/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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■ひざの痛みから、去年ひざの内視鏡手術を行った
ゴジラ松井ですが、今シーズン2本塁打と、
しっかり結果を出しています。
こうした松井選手を影で支えているのが、
ニューヨークヤンキース球団広報の広岡さんです。
■この本から学べることは、広岡さんは新聞記者上がりですので、
記者の気持ちを理解したうえで、広報活動をすることで、
適切なマスコミ対応ができているということでしょう。
つまり、強い報道倫理を要求しつつも、
マスコミが困らない程度の情報提供の仕組みを
作っているのです。
現場がわかっている強みだと思います。
■日本とアメリカの企業風土の差も
仕事のやり方の中に感じることができます。
・ヤンキース広報部の仕事が面白いのは、一人ひとりの仕事が
責任を持って任されていることにも関係がありそうだ。
日本の場合は、どちらかというと、トップの顔色を窺いながら
仕事をする印象が強いが、アメリカではかなり自由にできる。(p166)
■メジャーリーグの球団運営方法が垣間見れるので、
野球好きにはたまらない一冊となっています。
本の評価としては、★2つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・シーズン開幕戦やポストシーズンのようなメインの試合になると
試合開始前の国歌斉唱の際、ジェット戦闘機がグラウンドの
上空に飛んでくる(p102)
・WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)・・・
アメリカでは、ワールドカップのような国別対抗の国際試合という
感覚はなく、むしろ国際交流的な色彩の強い「イベント」という認識
が強かった。(p153)
▼引用は、この本からです。
日本経済新聞社
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広報職とはシンプルなもの
■著者経歴・・・広岡 勲(ひろおか いさお)
1966年生まれ。ニューヨーク市立大学大学院修士課程修了。
報知新聞記者を経て、2003年よりニューヨークヤンキース
球団広報。2006年から環太平洋担当を兼務する。
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■関連書評■
a. 「イチロー思考」児玉光雄、東邦出版
【私の評価】★★★★★
b. 「不動心」松井 秀喜、新潮社
【私の評価】★★☆☆☆
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