「フェラーリを１０００台売った男」榎本 修

【私の評価】★★★☆☆（70点）

要約と感想レビュー

　フェラーリを買う人には２種類いるそうです。一人は、正規代理店からキャッシュで買う人。その反対が、中古をローンで買う人です。

　著者は、後者の人にフェラーリを１０００台以上売ってきました。無理をしてフェラーリを買うのですから、そこには１０００人の人生のドラマがあるわけです。

　実は私の実家が車屋ということもあり、日本で流通しているフェラーリの解説だけで、この本は買いだと思いました。

　フェラーリを買う人は、フェラーリに乗るという経験を買うのだと思います。ブランド物を買う人と同じような感覚なのでしょう。

　そしてフェラーリを買う人の人生ドラマも怖いもの見たさで楽しめます。★３つとしました。

この本で私が共感した名言

・『フェラーリを買って不幸になった人を、僕はふたりしか知りません！』とか言って励ましたりもします」「ふたりって誰？」「実は、ひとりもいないんですけど・・・（ｐ188）

・スイミングスクールのコーチ・・・「三年に一人くらいしか伸びる選手はいない、あとは月謝をもらうだけ。きつく指導すると辞めちゃうから、適当に指導しろと上の人間から言われてるんだ」（ｐ53）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★☆☆（70点）

著者経歴

　榎本 修（えのもと　おさむ）・・・１９６７年生まれ。大学卒業後、自動車メーカーを経て、フェラーリ屋に入社。倒産を機に「ナイトインターナショナル」へ転職し、店長。

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