「12の口癖 成功者たちの幸運を呼び込む言葉」ますい志保
2008/01/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
■銀座の会員制クラブのママが明かす、
成功している人たちの口癖集です。
ママが、成功者と言われるお客さまと
接するなかで、学び取った
「知恵の言葉」ともいえるでしょう。
■意外なことに、始めの学びは、
「時間を守る」ということです。
あまりに基本的なことで意外だったのですが、
常に30分前には到着している人と、
時々「バスが遅れました」と言い訳する人との間には
大きな格差があるのかもしれません。
・「時間を守れ」という、銀座で働きはじめた夜に学んだ言葉だけは一度も忘れたことがありません。・・・時間に遅れるということは、けっして取り戻すことのできない罪なのです。(p4)
■次には、「大丈夫だよ」
「気にしない気にしない」など
前向きな言葉が続きます。
安楽な楽観主義はいただけませんが、
「ダメだよ」「ムリだよ」といった悲観主義よりは
行動につながる前向きさが必要なようです。
・何ごとにおいても、自分の「天井」を作らないことが大事です・・・何事も最初に考えることは、夢です。・・・夢に締め切りを作ることのできる人は、大きな仕事をしています。(p54)
■そして、成功している人は
「幸せだなあ~」と
すでに幸せなんだそうです。
成功したから幸せなのではなく、
今、幸せだからこそ
成功しているのかもしれません。
・逆境になったときは・・・「『今日も仕事ができるなんて、俺は幸せな人間だなあ』・・・いつもそう思っていただけだよ」と優しく微笑むのでした。(p111)
■成功法則から見ると基本的なことばかりでしたが、
銀座のクラブからも同じ法則が導かれることが
不思議でした。
接客の中から抽出された成功のエキスです。
★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「任せるフリのできる人」というのも、人を惹きつける魅力を持っていると思います。(p64)
・Dさんの口癖は、「大丈夫だよ」なんですね。・・・部下の一人が、つい飲みすぎて弱気なことをいい始めた・・・「大丈夫だよ。この世に何とかならないことなんて、ひとつもないんだからな」といってなぐさめるのです。(p76)
・「教えてください」というのは誰でもいえるセリフです・・・たくさんの人が「教えてください」を口癖にしてほしいと思います。(p135)
・自分を大きく見せないということです。・・・自然体、等身大の自分で闘わなければ、後で苦しくなります。(p205)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(80点)
■著者経歴・・・ますい志保(ますい しほ)
1968年生まれ。銀座の会員制クラブ
「ふたご屋」のママ。大学生時代に銀座デビュー。
大学卒業後、双子の妹と「ふたご屋」を開店。
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