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【書評】「ぼくらの祖国」青山 繁晴

2007/11/12公開 更新
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ぼくらの祖国 (扶桑社新書)


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


要約と感想レビュー

竹島周辺のメタンハイドレート

硫黄島の遺骨収取から、東京電力福島原子力発電事故まで、青山さんの持論集です。


青山さんはよくテレビに出ますが、最近はメタンハイドレートが気がかりのようです。韓国が竹島周辺でメタンハイドレートを開発しているとのこと。


エジンバラの国際ガス・ハイドレート学会で、いちばん目立ったのは韓国による発表だった・・・日本海の、それも竹島の南のメタン・ハイドレートに関する発表であり、さらに2014年までの実用化を明確に打ち出していた。(p266)

李承晩ラインの虐殺

そもそも竹島の周辺は、韓国が日本が独立を回復する直前の1952年1月18日に、李承晩大統領が日本海に勝手に境界線(李承晩ライン)を引き、線の韓国側で漁をしていた日本国民を襲って殺害したのです。どうも韓国は好きになれませんね。


青山さんは、日本の課題は自前の資源を持たなかったことであるとしています。そのため、太平洋戦争前にアメリカなど連合国が日本の資源輸入ルートを封鎖したことで、帝国海軍連合艦隊は、ハワイの真珠湾を攻撃したのです。


青山さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・国際法のひとつ、ハーグ陸戦条約の43条によれば、勝った国は、負けた国の法律を勝手に変えてはいけない。負けた国がその文化と歴史と主権に基づいて法をつくってきたことを尊重する、定めである(p26)


・東京電力は、東北電力よりもはるかに巨大だ。それは東電エリアの人口が、きわめて多いおかげに過ぎないから、東電は会社が大きくなればなるほど謙虚でなければならない。それにもかかわらず、東京電力は対照的に五メートルの高さをけちった。(p82)


・硫黄島・・・海上のアメリカ軍海兵隊の指揮官は、「われわれは史上初めて、日本のsacred land(聖なる領土)を侵すのだ。凄まじい抵抗があるだろう。心してかかれ」と訓示した(p167)


ぼくらの祖国
青山 繁晴
扶桑社
売り上げランキング: 1640


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


目次

明けの星の章
平壌の日の丸の章
永遠の声の章
硫黄島の章
手にとる希望の章
海鳴りの終章
ふしぎの本
重版のための、あとがき



著者経歴

青山繁晴(あおやま しげはる)・・・神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒。共同通信記者、三菱総合研究所研究員、独立総合研究所代表取締役社長・兼・首席研究員を経て、現・参議院議員(二期目)。ほかに現職は、東京大学学生有志ゼミ講師(元非常勤講師)、近畿大学経済学部客員教授。作家


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