「20代会社員の疑問-いま、働くこと」山本 直人
2007/10/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)
■博報堂にて若手の人材育成に取り組んだ著者の、
サラリーマンという仕事を
若手にアドバイスするという視点から考察した一冊です。
■サラリーマンは仕事の安定性はあるものの、
その一方で働くことの意義を見つけることに
悩んでいる人が多いようです。
無能に見える上司、つまらない仕事、先に出世する同僚・・・
若手にとって、グチの一つでも言いたくなる
ことは多いはずです。
■そうした中で、どう考えれば
より前向きになれるのでしょうか?
上司が無能に見えるのは、自分が無能だから・・・
つまらない仕事があるのは、自分がつまらない人間だから・・・
同僚が出世するのは上司がそう判断したから・・・
■やはり何か壁にぶつかっているということは、
自分の考え方に乗り越えるべき壁が
あるということなのでしょう。
若手には、それがなかなかピンと来ないのは当然ですが、
ピンと来る人、来ない人では大きな差となるのでしょう。
・後になれば「経験しておいてよかった」ということも、
気が乗らない当事者にとってはピンと来ないのも当然だろう。・・・
どうしても焦りが生まれる。その原因は何か。
実は同僚への嫉妬が関係している気がする。(p26)
■若手の気持ちがちょっとわかる一冊でした。
著者も本書を書きながら、
手探りの部分もあったと思います。
仕事の視点で学ぶべき点がいくつかありましたので
★2つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ビジネスの現場は摩擦の連続だ。
人と人とが異なる意見をぶつけて、
それを調整しながら事は進んでいく。
「そんなやり方じゃダメだ」と
先輩から厳しく言われるところから
すべては始まる(p98)
・まだマネージャーになっていない先輩がダメな場合。
これはある程度やむを得ないと思う。・・・
問題はマネージャー層がダメな場合である。
これは真剣に転職を視野に入れた方がいい。(p82)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)
■著者経歴・・・山本 直人(やまもと なおと)
1964年生まれ。博報堂にてコピーライター、
ブランドコンサルティング、人材開発を経験して、2004年独立。
青山学院大学、産業能率大学講師。
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