「営業の赤本」ジェフリー・ギトマー
2007/08/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
●米国の営業テクニックというと
技術的なものが中心かと思っていましたが、
読んでみると浪花節的なところが多いのが新鮮でした。
営業は人間関係だと断言するだけあって、
直接会って話すことを重要視しています。
・まず直接会う・・・
どんな関係も、電話で始めてはいけない(p104)
●面談するにしても、権限を持つ人と
会わなくてはいけません。
そのためにも、人と会って、その会社の内部情報を得ることで、
適切なアポを取るようにします。
・アポとは商談を次の段階に進められる人、
あるいは決定権を持つ人に会うことだ。(p108)
●集客については、講演会を推奨しています。
無料の講演会で見込み客を集めるのです。
そして、集めた見込み客は、
メールマガジンやニュースレターで囲い込みます。
・講演会と売り込み電話とどちらがいいか
──絶対に講演会だ。(p74)
・慈善活動を盛り込むことであなたのイメージが常に
届くようにする(新聞、週刊メールマガジン、テレビ、
ニュースレターなど)。(p63)
●根性・努力・精神力を重視しているところが意外でしたが、
本当の天才とは、自分を信じ続けて、
努力を継続できる人のことなのでしょう。
・「できる、きっとできる」とわたしは思い続けてきた(p214)
・わたしは言った。「あなたは運がいいですね」。
彼は、わたしを見て片目をつぶって見せた。
「努力が運を呼ぶんですよ」(p38)
●営業の赤本というだけあって、教科書的内容でした。
まずは、書いてある内容を実践できるか、
それが問題なのでしょう。
営業マンなら当然読んでおくべき一冊です。
★4つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・セールス、プレゼンテーションの技術、ポジティヴシンキング、
創造性、ユーモアなどについて、日々、参考にできる本やテープが
あなたの本棚にあるだろうか。(p37)
・より賢く、より一生懸命やるためにできることを
五つ書き出そう(p42)
・わたしは、毎朝、早く起きる。すぐにコンピュータの前に座り、
原稿を書く。これを12年間やってきた。そのおかげで、これまで
本五冊、コラム700本を書き・・・1000回のプレゼンを
行うことができた。(p57)
▼引用は、この本からです。
日経BP社 (2006/10/26)
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確かに・・・
営業職の若手には特に読んで欲しい本
■著者経歴・・・ジェフリー・ギトマー
過去10年間にわたり、営業と顧客サービスに関するセミナー、
研修などを年間100回以上開催しているセールスマン。
大企業を顧客に持つ。
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