「最強の「個人資産」形成術」 米田 隆
2006/11/25公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
お金の基本のついて教えてくれる一冊です。欧州では5億円以上の資産を10年以上運用する人たちを「オールドマネー」と言われ、国際分散投資と定期的なりバランスによって、安定した収益を確保しているという。無理に資産を増やすのではなく、減らさないことが大事なのです。
投資の視点で見ると、30~40年と長い期間運用できるサラリーマンは、長期運用によってより確実に利益を上げることができます。しかし、人間とは不思議なもので、値段が上がっていると買いたくなり、値段が下がってくると売りたくなってしまうのです。ところが、投資の王道は上がったら一部売却し、下がったら買い、資産ポートフォリオの比率を一定に保つことなのです。
内容としては許容できるリスクに応じて、株式の比率を変えることや、国際分散投資や、長期投資と定期的なりバラスを推奨しています。そうしたことを実施してくれる投資信託もありますので、自分で手数料等を確認して投資してみましょう。米田さん、良い本をありがとうございました。
メルマガ[1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』] 3万人が読んでいる定番書評メルマガです。 >>バックナンバー |
|
この本で私が共感した名言
・失敗しても挫折せず、試行し続けるたゆみない動機づけが必須となる。そうした動機づけを強化してくれるのが自己成長目標足りうるロールモデル、すなわちメンターの存在である(p48)
・インフレに最も弱いのが、給与や事業所得のない人である。高齢者はその典型だ(p60)
・「富」というのは、精神的な自由を確保するために必要な手段であり、そこを間違えると、逆にお金にコントロールされてしまう(p70)
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
第1章 リスク化と二極化が進む日本
第2章 効率的にお金に働いてもらう
第3章 財務のリスク・マネジメント
第4章 投資のポートフォリオ運用
第5章 国際分散投資に基づく長期資産づくり
著者経歴
米田 隆(よねだ たかし)・・・エル・ピー・エル日本証券代表取締役社長。1981年、早稲田大学法学部卒業後、日本興行銀行に入行、国際資金部に配属。アメリカのフレッチャー法律外交大学院に企業派遣留学(修士号取得)。帰国後、国際営業部第2部、プライベート・バンキング推進部などを経て、1991年に退職。同年、国際経営コンサルティング会社、グローバル・リンク・アソシエイツを設立。1996年、グローバル・ベンチャー・キャピタルを共同設立。1999年、LPLファイナンシャル・サービス(日本LPL)を設立、代表取締役社長に就任。同社の証券登録を機に、エル・ピー・エル日本証券株式会社に社名変更。慶應義塾大学キャリアリソースラボラトリー上席所員(訪問)。
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする