「私はできる: 決意の言葉で人生を変える方法」B・スイートランド
2006/08/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
●すべての人は成功したいと
願っているはずです。
その一方、どうして私はだめなんだろうと
考えている人も多いのではないでしょうか。
著者は、成功するか、しないかは、
心の持ちようであるといっています。
確かに、それはそのとおりでしょう。
では、成功する人はどのような
思考をしているのでしょうか。
●まず、成功者は、自分にとって何が成功であるのか、
自分が何を欲しているのかが、
わかっているようです。
例えば、
社長になりたい!と思って、
必死に働き社長になってみたら、
幸せでない自分に気付いたとすれば、
それは成功とはいえないのです。
・自分がどこへ行くかを知らないで
長い旅に出る人はいないだろう・・・
しかし、あなたが欲しているものがなんであるかを
あなたは知っているだろうか?(p84)
●次に、自分の目標が明確になったとしましょう。
それは困難な目標かもしれません。
そうした困難な目標は、
小さな目標に分解する必要があります。
例えば、マラソンを走る選手は、
次の電柱を目指して走るといいます。
そしてその電柱まで走ったら、
次の電柱、そして次の電柱・・・と
くり返していくのです。
・目標が非常に大きく見えて、
それを達成した自分の姿を心に描くことが
むずかしいようなときがあるものである・・・
この種の問題については、
大目標と小目標に分けて考えることを
おすすめしたい。(p150)
●そうして、小さな目標を設定して
努力を続けていくのですが、
時には、辛い時期もあるでしょう。
きつい上り坂もあるでしょう。
その苦難に耐えるには、
自分で自分の気分をコントロールする
必要があります。
その一つの方法として、
行動が感情を支配するという法則が使えます。
・動作(モーション)は感情(エモーション)を
つくり出すという心理学上の真理がある・・・
あなたの気分がめいっているときに、
充分くつろいで、数分の間、自分自身に
こう言ってみるがよい。「私は幸福だ!」
「私は幸福だ!」「私は幸福だ!」(p81)
●以上のように成功の秘訣は、
この本を読めばわかることです。
あと最後に残った壁は、
「今」から始めることができるか?
ということです。
将来の目標を紙に書いて実行している人は
3%しかいないという話もあります。
もし、「今」から、はじめることができれば、
もうすでに3%に
入っていることになるわけです。
・「私は教えていただいたことをやってみようと思います」
と私は彼に言った。
それに対し彼はこう応じたものである。
「したいと思っているなどということは
だれでも言うことだ。大事なことは、
今すぐ始めることだよ。」(p28)
●古い本ですが、標準的な成功法則本といえるものです。
だれにでもお勧めできる一冊だと思いますので、
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・熱意は仕事のすべての面に反映するものである。・・・
無限の熱意でこの仕事にとりくむことは、
現在のあなたの想像力の概念を
はるかに飛びこえた結果をもたらすはずである(p26)
・億万長者の最大の資産はなにか?・・・
億万長者の最大の資産は、
彼が成功を意識していることである。
言葉をかえて言うなら、
自分は成功するだろうということを
知っている心の状態(p86)
・それをもっていないことを悔しがるよりも、
ほしいものを手に入れる努力をするほうが
ずっとやさしい(p126)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者経歴・・・ベン・スイートランド
米国の臨床心理学者
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