「富を手にする「ただひとつ」の法則」ウォレス D.ワトルズ
2005/10/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
●「本田 健さんの本棚にあったので翻訳された本」ということで早速購入した
のですが、100年も前にすでに成功哲学の原形ができていたと思うと
不思議な気がしました。
・私は彼に、「ほしいものをはっきりとイメージに描いてごらん
なさい。そうすれば創造的な思考が<混沌>に伝えられますよ」
といいました。(p63)
●この本が出版されて100年もたっているのに、この本の内容である
「成功哲学」は、世の中に広く行き渡っているとは言えません。
自己啓発、成功哲学というと「きな臭いイメージ」さえあるようです。
・日々、願望のイメージを深く胸に刻み、今すぐに行動を
起こすことです。(p112)
●しかし、私に言わせれば、
学校の授業のほうが「きな臭い」と思います。
私は数学や物理の授業は好きでしたが、
はたして数学を学んだ人が社会に出て、
お金を稼ごうと思ったときに
数学が何かを助けてくれるとでもいうのでしょうか。
●どうせなら、「自己イメージ」「感謝の気持ち」の力を
学校で教えてくれないものかと、いつも考えています。
・感謝の気持ちがなければ、大きな力を発揮することはできません。
あなたと「力」を結びつけているのは、感謝の気持ちなのですから。
(p69)
●もし、学校の試験で、
「就職して仕事が面白くないときはどうするか?」
という問題が出題されたらきっと面白いとおもいます。
<選択肢>
A:飲み屋でグチを言う。B:そこそこ仕事をして流す。
C:課長になったつもりで、積極的に改善を提案したりする。
●答えはこの本に書いてあります。
しかし、生徒は先生に聞くでしょう。
先生を含めて、どうして、間違った答えを
実行している人が多いのですか? と。
・自分に合わない職業についているからといって、やる気をなくしたり、
ぼんやりと嘆いて過ごすのはよくありません。・・・仕事を手に入れる
決意と、それがかなうという確信をもち、希望どおりの仕事についた
あなた自身のイメージを持ち続けてください。そのうえで、今の仕事
の中で「活動」してください。(p113)
●100年前の本とは思えない成功哲学ということで、★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・一日一日が成功か失敗のどちらかです。
望んだものをもたらしてくれるのは、
成功の日々なのです。(p119)
・やりたいことをやってみるのが人生です。・・・
それに、やりたいことなら、かならずできるはずです。
やりたいという気持ちは、
それができるという証なのです。(p130)
・あなた自身がだんだん豊かになっていくことを実感してください。
それによってほかの人も豊かになり、
すべての人に利益がもたらされていることを感じてください。(p139)
フォレスト出版
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成功法則の原典
心を豊かに富を売る方法
思想は素晴らしいが論理展開はやや不快
星の数で評価しにくいですね...
【私の評価】★★★☆☆(74点)
●著者経歴・・・ウォレス D.ワトルズ
1860年生まれ。宗教の信条と哲学を学び、独自の成功哲学を構築した。
本書は、ワトルズがこの世を去る前年に執筆された最後の書とされている。
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