「人を惹きつける人間力」ボブ・コンクリン
2005/04/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
●これだけ人生の知恵を濃縮している本を
見たことがありません。
それもこの本が30年以上も前に
発行されているとは・・・。
・あるエレベーター・ボーイは毎朝こう言っている。
「今日は、私の生涯で最良の日だ。
今日という日は、私にとって初めての日なのだ。」(p40)
●毎日、多くの本が出版されていますが、
結局、古来から先人が伝承してきた
知恵を今の人に伝えようと
しているだけのような気がします。
考え方、技術については完成し、
本に書いてあるのです。
・説得するために質問の力を使うこと(p102)
●作家のオグ・マンディーノは、仕事に失敗し、
家族から見放され、絶望のなかで死を決意したとき、
たまたま図書館に入り、成功哲学の書かれた本を
手にしました。
そして、惹き入れられるように
そこにある数多くの先哲の書を読むうちに、
自分の愚かさを知り、考え方が
すべてを変えるということに気づくのです。
この本も、そのうちの一冊なのかもしれません。
・「良い考えと良い行動が良い感情を生み、
悪い考えと悪い行動が悪い感情を生む」
と言えるだろう。もっと簡単に言うなら、
「人は自分の蒔いたものを、
自分で刈り取ることになる」
(ガラテア人への手紙607)
となるのである。(p33)
●なぜなら、その後、仕事で成功したオグ・マンディーノは、
自分を救ってくれたその先人の知恵を
世の人々に習慣として取り込んでもらうために、
「地上最強の商人」という名著を書き上げるのですが、
この本には、「地上最強の商人」と共通する考え方が
数多く含まれているからです。
●創元社ではデール・カーネギーだけでなく、
この一冊もプロモーションに力を
入れていただきたいと思います。
それだけ良い本ですし、
それが出版社の責務でしょう。
★原書の発行年を調べてみました。
「地上最強の商人」オグ・マンディーノ 1968年
The Greatest Salesman in the World
「人を惹きつける人間力」ボブ・コンクリン 1965年
The power of a magnetic personality
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・たとえば「あなたのお化粧はおかしいですよ」
と言ってはいけない。
「もう少し口紅を濃くすれば、もっと素敵になりますよ」
と言いなさい。(p204)
・「組織化された社会で、事を成し遂げるには、
人間に地位を与えなければならない」ということである。
「自分は重要な存在なのだ」
と思わせなくてはならない。(p110)
・話をする時に次の六つのルールを忘れないようにしなさい。
一.自分をさらけだすこと
二.自分が関心のあることについて話すこと。
三.実話や逸話を使うこと。
四.・・・(p263)
【私の評価】★★★★★(93点)
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