「少女のマッチはなぜ売れなかったのか?―童話に学ぶ実践マネジメント」G・メイヤー,T・メイヤー
2005/01/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
●「不思議の国のアリス」「星の王子さま」「かもめのジョナサン」
「青い鳥 」など子供の頃に読んだ童話が、
実は深いメッセージを持っているのを知ったのは最近です。
このような物語として伝えられるのはいいのですが、
私はひとつの矛盾を感じます。
それは、そのメッセージが必要な人に限って、
そのメッセージを理解することが
できないということです。
・街角でにせ物ライターを売るという
マッチ売りの少女のビジネスは、
はじめから失敗する運命だった。(p19)
●『ウサギとカメ』くらい理解しやすいものであればいいのですが、
より深いメッセージを込めたなら、
童話の最後に著者は伝えたいことの解説を
載せてほしいと思うのは私だけでしょうか。
・『ウサギとカメ』に学ぶ実践的ポイント・・・
カメが行ったように、若く集中力のある会社は、
一歩ずつ着実に、目標達成に向かって賢明に働く。(p38)
●この本の原書は27の童話と
その教訓を解説しているそうです。
この本ではそのうち12の童話を紹介していますが、
巻末のメールアドレスに無記入メールを送付すると、
他の15話が読める特別サイトのアドレスを
教えてもらえます。
・『長靴を履いたネコ』に学ぶ実践的ポイント・・・
自己の現在のものの見方の限界を
知ること(p137)
●そのアドレスは・・・・・・、
自分で確認してください。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・交渉の仕事は両者が実際に話をする前に
すでに始まっている。(p87)
・サービス業では、最前線で働くスタッフの
生産能力をあなどることは特に危険である。
なぜなら、従業員は本質的に製品だからだ。(p121)
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グローバルなlessons learned
このタイトルが勝ち!本!
【私の評価】★★★☆☆(77点)
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