「新インナーゲーム」W・ティモシー・ガルウェイ
2005/01/23公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(90点)
●オリンピックを見ていると
選手のプレッシャーが
相当なものであることがわかります。
そうしたプレッシャーのなかで、
力を出し切れる人と、
出し切れない人がいます。
・より鮮明な画像(イメージ)を与え、そのように動いてほしいと依頼することだ。すべてを任せると何かが起きるか、観察してみよう。(p92)
●そういう私もテニスをするのですが、
プレッシャーに強いほうではありません。
何度も自滅ということを体験してきました。
著者は、自分の中に思考するセルフ1、
そして自分の体自身としてのセルフ2が
あるといいます。
そして、セルフ1がセルフ2を信頼して、
一切を任せたときに最高の力を発揮するというのです。
・ちなみに私の長年の経験では、心を静める最大の方法は、心に「黙れ!」と言わないことであり、それと言い争わないことであり、自分を非難することを非難しないことなのだ。(p183)
●セルフ2は自分の体なのですが、
印象やイメージといったものが
大きな影響を与えます。
つまり、セルフ2は単なる肉体ではなく、
潜在意識ともいえるものに
コントロールされているのです。
・最近の講演で私が特に強調し、聴衆にも喚起を呼びかけているのが、「自己改善(セルフ・インプルーブメント)についてだ。私は、自分のセルフを改善しようなどとは全く思わない。(p271)
●自己啓発では、自分自身を知る、
とうことが大切なのですが、
実はこのセルフ2こそが、
自分自身ではないのか、と思いました。
この思考としてのセルフ1と、
潜在意識のセルフ2の関係を意識すると
より自分自身を知るきっかけに
なるのではないでしょうか。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私はこの質問で初めて自分を知ったのだが、本当に欲していたのは、自分のベストをプレーし、エンジョイすることを妨げている、この神経質さを克服することだった。(p237)
・人はそれぞれに、自分という存在の必要性を感じる機会を増やし、内側の要求に答えるままに、満足すべきものを発見するだろう。字部固有のセルフ2に出会えたとき、外側の名誉も、賞賛もないが、人はほっとする何かを深く感じるはずだ。(p277)
【私の評価】★★★★★(90点)
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
無料メルマガ「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」
まぐまぐ殿堂入り、発行部数11,000部
メルマガ登録|ホームページ|発行者の日記|
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする