「天職の作法」小阪裕司
2005/01/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
充実した人生を送りたい、仕事で成功したいということは、だれでも望むことでしょう。しかし、ひと口に充実した人生といっても、それが何であるのか、明確に答えを持っている人は少ないと思います。
この本では、充実した人生というものは、自分に能力があるから得られるのではなく、自分に居場所がある、自分に役割があるからこそ満足感という形で得られるのだとしています。
・天職とは「才能」のことではありません。天職とは「役割」です。(p84)
通常の成功本とはちょっと違った切り口で、自分を振り返ってみることができる一冊でした。自分のできることと、それが社会に貢献できることが、うまく合わないといけないのでしょう。
この本で私が共感した名言
・生きる意味とは、生きる意味を問い続けることにあると。(p54)
・億万長者はたとえば『たいていの人よりは勤勉に働くこと』などの自分の行動で『運』を引き寄せられると考え、年収一千万円未満の人たちは、そういった自分の行動とは関係のないところで『運』がはたらくと考えているようだ(p40)
・成功者と呼ばれている人たちは「紙に書いた」から成功できたのではない、「紙に書くといいよ」と言われたら素直にやってみる人だから成功できたのだと、私は思います(p142)
・週末映画を観に行くことは『予定』であって、『夢』ではない・・しかしこれがたとえば会社を作って三年で年商○億円にするというようなこと・・・でも本当は、この二つはそんなに違わないのです(p164)
・私の座右の銘に「最悪を想定し、最善を信じ、中庸を行く」というものがあります(p168)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
著者経歴
小阪 祐司(こさか ゆうじ)・・・大学卒業後、大手小売業、イベントプランナーを経て、「オラクルひと・しくみ研究所」を設立。2000年「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰。現在、約1600社が参加している。
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