「できるやんか!―「人間って欠けているから伸びるんや」」中井政嗣
2004/11/15公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(85点)
●お好み焼き専門店の「千房(ちぼう)」には、
仙台にいたときに、よく通っていました。
あの味は、家では出せないものです。
・「前味」というのは、
お客さまが入ってこられた瞬間に
五感で感じるその店の第一印象。
「中味」とは料理そのものの味。
「後味」とは帰られるときの余韻。(p50)
●その「千房」の社長である中井政嗣さんには、
体を張った迫力と、心の暖かさを感じました。
●あるとき、店の工事中にヤクザの事務所を
汚水まみれにしてしまいます。
「このバケツの汚水を飲め!」
と言われている工務店の社長の代わりに
「私が飲みます」とあなたは言えるでしょうか?
・「五まめ」とは「筆まめ」「口まめ」「足まめ」
「こまめ」「贈りまめ」の五つの「まめ」であり、
「三つのプレゼント」とは、お金や品物、
手紙や電話などによる「メッセージ」、
そして「身贈り(=見送り)」である(p148)
●従業員に対しても、給料袋にメッセージを入れるなど
中井社長の「まめ」が発揮されています。
これはテクニックではなく、
その思いが大切なのでしょう。
●泣ける話もありますが、
そこはこの本を読んで、泣いてください。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いただいた名刺の多くはまず二度と使うことはない。
しかし私はそのまま処分するのではなく、
お世話になった靴やシャツをていねいに洗うように、
「お会いできてありがとうございました」という
感謝の気持ちを込めて礼状を書いてきた。(p143)
・「政嗣さん、お金ほしいやろ。お金ほしいときにはな、
人を追うんや」(大先輩)(p220)
潮出版社 (2004/03)
売り上げランキング: 66,222
涙が思わずこぼれてきました。
勇気がわいてきます
【私の評価】★★★★☆(85点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 18,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする