「「わかりやすい!」と言われたいなら、こう喋ろう」畑田洋行
2004/09/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
社会人になると人の前で話す技術が必須となります。とくに管理職になってしまうと、仕事の中で話す機会も増えていくことでしょう。だいたい「私は大勢の前で話すことが大好きです」という人はいないものです。やっているうちに、多くの人の前で話すことができるようになるのです。
人の前で話すために大切なことは、事前の準備でしょう。特に短く話すときには、ポイントと理由と事例を整理して、事前に時間内で終わるように練習することが必須となります。
・入念な下準備。これがもっとも重要な作業です(p33)
この本を読んで話す技術については回り道をしちゃったな、というのが率直な感想です。目新しい技術はないのですが、20代でこの本を読んでいれば、少しは話す訓練が楽になったはずです。
この本では、事前に準備するメモをどのように書くのか、時間が余ったときのためにどれくらいのネタを準備しておくとよいか、教えてくれます。事前にこうした準備をしておくことで、失敗を防げるのでしょう。
・具体的には、講座で使う資料やメモに赤のボールペンで、はっきりとわかるように「1,2,3」と、話す順番を示す大きな数字を書き込んでおきました。(p26)
著者自身が講師として苦労した内容ですので、実戦に即した内容に好感が持てました。これからも話す訓練を続けていきたいと思います。
この本で私が共感した名言
・教室いっぱいに受講生がいる時に冗談を言うと、うまくいきます。(p115)
・話を脱線させるのは、聞き手が「話に飽きてきたな」と感じられた時です。(p83)
・では、どれくらいのネタを用意しておけばいいのでしょうか。経験的に言えば、本論の4分の1程度の分量を用意しておけばいいと思います・・・・そうすれば少なくとも、時間が余って壇上で地獄を味わうことは避けられます。(p168)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
著者経歴
畑田洋行(はだだ ひろゆき)・・・1958年生まれ。LEC東京リーガルマインド講師など数社を経て独立。ビジネスマン向けの各種セミナーを実施するかたわら、ビジネス書の原稿を出版社に持ち込んで出版をはたす。現在は、その経験を活かし、ビジネスマンの出版をマンツーマンでサポートする通信形式の「出版塾」を主催。企画書の作り方や原稿の書き方について、きめ細かな指導を行ない、塾生の約70%が出版をはたしている。中小企業診断士
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