「ユダヤ流逆転の発想―生きる「金銭哲学」、生きる「人生哲学」」前島誠
2004/08/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(58点)
●不思議な本でした。
各章のはじめに書かれている
ユダヤの名言は素晴らしいのですが、
本文との相関があまりないのです。
・私たちにできることは、
『なぜ、こんなことが起こったのか?』という
問いを超えて立ちあがり、
『こうなった今、私はどうすればよいのか』
と問いはじめることなのです
(ハロルド・S・クシュナー)(p266)
●私にできることは、
『なぜ、相関がないのか?』
という問いを超えて
『このような本を、私はどうやって紹介すればよいのか』
と問うことですね。
自分だって本を書いたら
ひどいものでしょうから。
・あなたがだれよりも、自分の過ちをいちばんよく知っている。・・・
それを知りながら、だれよりも自分を愛しているわけだ。
それならば、人を愛せないはずはない。
たとえその人のなかに、山ほどの過ちがあったとしても・・・・・。
「己の如く人を愛すべし」と言われてきたことばの真意は、
じつはこれだったのだ。(p181)
●この本には、ユダヤの格言、小話そして著者の体験が
いっぱい入っています。
ユダヤの考え方を知るための
基礎知識本として活用したいものです。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・毎日、今日があなたの最後の日だと思え。
毎日、今日があなたの最初の日だと思え。(p19)
・ため息の中に生きた人は、ため息と共に死ぬ。
問うことをしない人は、答えなしに死ぬ。
愛に生きた人は、愛に囲まれて死ぬ。(p67)
・言うことを少なくし、行うことを多くせよ。
小さなことを大切に行なえ、
大きなことをする時と同じように。(p107)
・だれも罪の責任を、
愛する者の中に見ることはできない。
だれも良い素質を、
憎んでいる者の中に見ることはできない(p145)
三笠書房
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【私の評価】★☆☆☆☆(58点)
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