人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「前例がない。だからやる!」樋口廣太郎

2004/05/19公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

前例がない。だからやる! (講談社プラスアルファ文庫)


【私の評価】★★★☆☆(76点)


要約と感想レビュー

●アサヒの経営者の本を読むと、
 実は革新的なことは全て樋口さんが
 やっているのではないか
 と思ってしまいます。


 スーパードライの開発、古いビールの一掃、
 積極的な広告。本当はどうなんでしょうか。
 誰か教えてください。


この本で私が共感した名言

・私はアサヒビールの顧問になると、さっそくキリンビールの小西秀次会長(故人)とサッポロビールの河合滉二会長(当時)にごあいさつに伺いました。そして、率直に「アサヒビールの、どこが悪いのか。どうすればいいのかを教えてください」と伺ってみました。・・・小西さんは「あなたのところは、もうちょっといい原材料を使ったほうがいい」といわれ、河合さんには「お宅には古いビールが多いようだが、ビールで大事なのは新鮮さ、フレッシュ・ローテーションだよ」というありがたいアドバイスをいただいた。(p18)


<ライバルに自分の欠点を聞きに行く人も行く人だが、素直に教えてあげる人もあげる人。さらに、そのアドバイスに素直に行動してしまう樋口さんはすごい>


・営業で稼いだお金は広告宣伝に使え(p34)


<「超営業法」という本にも同じような考え方があったような>


・実は、マーケッティング部からドライビールの開発申請が出てきたとき、役員会で二回否定しています。私はビールの素人だし、技術担当役員に「辛口のビールなんて聞いたことがない」と説明されていましたから、私自身、はじめは否定的で「ダメだ」といいました。(p62)


<こうやって、アイデアはつぶれていくんですね。それでも、執拗に研究を続けた研究者の人はスゴイ>


・朝、エレベーターに一緒に乗っても、社員は誰もあいさつをしてくれません。・・・私は毎朝、わざと10回ぐらいエレベーターで上がったり下がったりして、乗ってくる社員に「おはようございます」と声をかけました。乗り合わせた社員があいさつをしないと、エレベーターから引っ張り出して「オレがあいさつしているのに、なぜ黙っているんだ」と面と向かって一人ひとりに注意しました。


<社長からこれをやられたら、たまりませんが、だれかがやらなくてはならない仕事なのでしょう>


前例がない。だからやる! (講談社プラスアルファ文庫)
樋口 広太郎
講談社
売り上げランキング: 472185


【私の評価】★★★☆☆(76点)


読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。


お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト発行者の日記

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: