「誰も書かなかった白雪姫の復讐」梁瀬光世
2004/01/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
●童話やおとぎ話には、
著者の深いメッセージが含まれています。
でも、多くはオリジナルから大きく脚色され、
著者の伝えたいことが正しく伝わっていません。
●さらに、幼稚な子供には
理解できないことも多いものです。
大人になった今こそ、
子供のころに読んだ話を再点検するのに、
とてもいい本です。
童話のオリジナルを読みたくなりました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・『女の一生』の最後は、
次のようなセリフでしめくくられています。
「人の一生は、人が思うほど良くも悪くもなく、
どちらにしてもさほど差はないのだ」。
・白雪姫:白雪姫はまま母であるお妃を、
自分の名前を伏せて婚礼に招待します。・・・・
真っ赤に焼けた鉄の靴が運び込まれます。
お妃はその靴を無理やりはかされ、焼き死ぬという、
実に残酷な復讐劇になっているのです。
・舌切り雀:本物の『舌切り雀』には
最後に「みんなもそんなによくはしるな」という、
謎めいた言葉でくくられています。・・・・・・
もし、おばあさんがきちんと手続きや方法を守っていたら、
ケチな大判小判どころか、
きっと絶世の美女に若返っていたことでしょう。
・オズの魔法使い:灰色の現実から抜け出すには、
自分の足で立つことを覚えるほかない
・赤ずきん:要するに男はみんなオオカミという教訓
誰も書かなかった白雪姫の復讐 (学研M文庫)
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梁瀬 光世
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
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