「成功する人の時間術―人生を変える5パーセント効率化のすすめ」ユージン・グリースマン

【私の評価】★★★☆☆（75点）

要約と感想レビュー

　いかに時間を効率的に使うか、節約するかの手法がたくさん書かれています。早起きすること、目的を持つこと、一つに集中すること。こうした時間術は、すでに確立しているのです。

　では、どうして時間を効率的に使って成功する人が少ないのでしょうか。それは学んでいないのか、行動していないのか、どちらかなのでしょう。

　自分の仕事と生活をチェックするには最適の書です。内容は★4。影響度★3ということで75点としました。

この本で私が共感した名言

・目標を一日に最低二回声に出して読めば、潜在意識に焼きつけることができる（ｐ11）

・「五時クラブ」・・・毎朝五時から一日を始める人たちのことなの（ｐ46）

・エジソン・・・私はたいてい一つのことしかしません。もし皆さんが自分の時間を一つの方向、一つの目的に集中していたら、きっと成功するでしょう（ｐ51）

・私は、自分がやりたいことのリストを作ります・・・挑戦がしますが、資金が足りない。何度やっても同じこと。10年も続けて、ようやく資金が手に入るんです（カック・クストー）（ｐ90）

・きしむ車輪であれ。きしまない車輪には油はさされない（昔の諺）（ｐ130）

もし生活を向上させたいなら、おすすめしたい戦略がある。成功した人を研究し、彼らの行動をまねることである。

　成功した人の本を読んでみると、その人も過去の成功した人の本を読んで学んでいます。そして得た膨大な智恵を自分に適用するなかで、自分のスタイルを確立しているよです。あたかも多くのブドウをろ過したエキスから優れたワインができるように、先人の知恵を吸収しているのです。

　ビジネスにおいても人の真似をすることが王道として言われています。ラーメン店をやるなら成功しているラーメン店に弟子入りすればいい。ビジネスを始めるならアメリカで成功しているビジネスモデルを真似てもいい。マネすることで成功する確率は非常に高くなるということです。

【私の評価】★★★☆☆（75点）

目次

自分の時間はいくらですか
やることを整理しよう
効率を高める
簡略化をマスターしよう
隠れた時間をみつける
集中力を身につける
自分のペースをつくる
引き延ばさない
時間のムダになる行動を避けよう
他人に時間をとられるな

著者経歴

　ユージン・グリースマン・・・ジョージア工科大学の社会学客員教授。ナショナル・メディア・リレーションズのディレクター。テレビ番組の著名人突撃インタビューから本書を作成する。

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