「若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録」加藤 順彦

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若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録

【私の評価】★★★★☆(88点)


■タイトルの『ウミガメ』とは、
 海外で起業し、中国に凱旋する人たちを
 中国では、そう呼んでいるらしい。


 著者の思いは、同じように
 日本人も海外で一旗揚げて
 凱旋してほしいということです。


 現在、加藤さんは、事業を売却して、
 シンガポールでベンチャーキャピタル
 として活動しています。


・皆さんは若いんです。
 失敗しても別になんてことないんです・・・
 迷ったら、ワクワクする方
 選んだらいいんです(p159)


■著者は、バブルの1990年代から
 ダイヤルキューネットワークや
 インターネット広告の日広を
 立ち上げました。


 その経験から、
 時代の流れに乗れば、
 バカでも事業はうまくいく


 その国家の成長期が
 まさに今、
 アジアで起きているのです。


・日本で売れているバイクの台数というのは、
 年約15万台ほどなのですが、
 インドネシアでは約800万台(p146)


■著者が日広(NIKKO)を売却したのは、
 2006年のライブドアショックにより
 インターネット広告の仕事が
 半減したためらしい。


 冤罪とも言えるような事件の余波で
 事業を売却することになろうとは、
 本当に残念だったようです。


 加藤さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・なぜ、ポッと出の25歳の私のつくった会社が
 めちゃくちゃ儲かったかというと、
 大手の広告会社はツーショットの広告を
 やりたがらなかったからなんですよ(p70)


・当時Yahoo!のトップページの
 広告を売っても50万円にしか
 ならない時期でした。
 電通さんは、今も昔も30歳くらいで
 役職のない人だったら年収1000万円くらいです。
 そんな人に50万円の枠というのは、
 取り組む価値がない、
 間尺(ましゃく)が合わないんです(p83)


・なぜバンダイナムコが、セガサミーが、
 ソーシャルゲームに賭けなかったのか・・
 それは、守るべきものが多すぎるんです。
 守るべきものが多すぎる人からは、
 イノベーションは生まれません
(p178)


・ベンチャーにとって、あるいは
 新しい商売をつくるという観点において
 大事なのは成長の尻馬に乗ること・・
 伸びる業界を見つける、
 ということが一番大事。(p94)


・なぜたくさんの会社をシンガポールで
 つくっているかというと、"量"がないと
 1個が生まれないからなんです(p163)


・メガトレンドを正しく解釈していることと、
 その人が事業を通じて
 どんな価値を産もうとしているか、
 というのを見て投資しています(p182)


若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録
加藤 順彦
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【私の評価】★★★★☆(88点)



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■目次

第1章 環境が人間を創る
第2章 成長の尻馬に乗るということ
第3章 アジアのウミガメを創る
質疑応答




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