「大人の流儀」伊集院 静

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大人の流儀

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■伊集院さんというと
 夏目雅子さんの夫という
 イメージだけで手にした一冊です。


 この本で初めて
 雅子夫人についての
 思い出を書いたらしい。


 夫人がなくなってからは
 しばらく深酒する
 毎日だったようです。


・人はそれぞれ事情をかかえ、
 平然と生きている(p98)


■広告代理店で働いているときに
 夏目雅子さんと出会い結婚。


 雅子さんが亡くなった後は、
 会社も辞め、
 フリーで小説家として生きてきた。


 「哀しみにも終わりがある
 という自分に言い聞かせるような
 引用した言葉が印象的でした。


・人間の死というものは
 残ったものに大きなものを与えます・・
 最後に、数年前に観た映画でのチェチェンの
 老婆のせりふを紹介します。
 「あなたは若いから知らないでしょうが、
  哀しみにも終わりがあるのよ」(p189)


■親が朝鮮半島出身である
 ことも書いてありますし、
 いろいろ苦労してきたようです。


 世の中の不条理も
 すべて経験してきた著者をして
 「大人の・・」というタイトルは、
 出版社が決めたのでしょうか。


 伊集院さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・車を手配されることがある。
 その折、運転が危険だったり妙に
 思えると即座に運転手に訊く。
 「君、疲れているのかね」・・
 それで運転が直らなければ・・下車し、
 タクシーなり別の交通手段を選ぶ(p21)


・また三連休か。・・
 少し休みが多すぎないか・・
 ゆとりで言うなら、"ゆとり教育"がそうである。
 子供が学校に行って教科書一冊を
 満足に修業できなくて何が教育だ。
 国家を見るには教育を見よ(p53)


・以前、"賢人会議"というのが
 あったのを覚えておいでか・・
 第一、賢人と呼ばれて、
 平気で出て行く大人の男がいるか。
 クイズの女と一緒じゃないか(p92)


・今、ギャンブル依存症の患者の最大の種目は
 パチンコだそうだ。七割近いらしい・・
 私はパチンコそのものを否定するものではないが・・
 今、地球上で昼の日中から働き盛りの男女が
 遊興にうつつをぬかし、三十兆ともいわれる
 金を注ぎ込んでいる国は日本しかない(p109)


・新成人の諸君に少し言っておく。
 1 すぐに役に立つものを手にして、
   何かが上手く行ってると思うな。
   すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる
 2 金をすべての価値基準にするな・・
 3 自分だけが良ければいいと考えるな・・
 4 世界を見ろ・・(p155)


大人の流儀
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伊集院 静
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【私の評価】★★★☆☆(70点)



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■目次

春(大人が人を叱る時の心得
 不安が新しい出口を見つける ほか)
夏(「ゆとり」が大人をダメにする
 敗れて学ぶこともある ほか)
秋(妻と死別した日のこと
 生まれた土地、暮らしている土地 ほか)
冬(大人にも妄想が必要だ
 女は不良の男が好きなんだよ ほか)




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