「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」竹内 薫

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99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■スタップ細胞は存在するのか?
 重力と磁力は統一できるのか?


 科学技術が発達した現在でも、
 分からないことだらけだ、
 ということを再確認する一冊です。


 ソクラテスの「無知の知」の
 現代版のようなものでしょうか。


・科学がどんなに進んでも
 完全な予言などできないし、
 永遠に真理には到達しえない(p153)


■脳を切り取るロボトミー手術は、
 ノーベル賞を受賞しました。


 最後の惑星「冥王星」も
 実は同じような小惑星が
 たくさんあることがわかりました。


 現在正しいと思われていることが、
 とんでもない間違いであったと
 分かることもあるのでしょう。


 現在のガン治療法は、
 20年後の未来には
 どう評価されているでしょうか。


・1960年代には、「赤ちゃんには、
 母乳よりもスキムミルクを与えたほうがいい」
 という医学仮説が存在していました・・
 現在の免疫学では、生まれたての乳児には
 母乳を与えないとまずい(p128)


■何事も分からないからこそ
 未知の世界は面白いのです。


 ただ、仕事としてやる場合には、
 面白いだけではだめでしょう。


 分からないからこそ失敗の可能性を
 恐れる慎重さが必要なのだと思いました。


 竹内さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・西洋では、科学の前身は哲学でした・・
 たとえば、ニュートンは自分のことを
 自然哲学者と考えていました(p142)


・歴史も文化である以上、
 「裸の史実」など存在しないのです・・
 歴史はあくまでも仮説の集まりであり、
 真実ではないのです(p156)


・十三歳から十七歳までのアメリカの若者に・・
 ダーウィンの進化論は証拠によって
 支持された、検証済みの科学理論であると
 思っている人は37%(p162)


・いまの科学の現場では、
 生命の起源については本当に
 なんにもわかっていないんですよ(p166)


・マイナスイオンがからだにいいという「仮説」は、
 専門家のあいだでは白い仮説として
 認められていません(p241)


99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
竹内 薫
光文社
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■目次

プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない
第1章 世界は仮説でできている
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
第4章 仮説と真理は切ない関係
第5章 「大仮説」はありえる世界
第6章 仮説をはずして考える
第7章 相対的にものごとをみる
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる



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