「15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと」正田 圭
2016/05/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(95点)
■10代の頃から、アフィリエイト、FXから,
SEO代行、ホームページ制作会社を
起業した著者の半生です。
若くして成功した著者は、
ギャンブル依存となったり、
詐欺師に騙されたりもしました。
会社では年上部下が
言うことを聞かず、
成果が出ないことも。
最終的には、
SEOとホームページ制作会社は、
売却し、数億円の資金を得ました。
・会社のお金も自分のお金も一緒だという感覚だった。
自由になる時間とお金を手に入れた僕は、
欲しいものは何でも手に入れるという欲望に
絡め取られていた(p142)
■次の段階として著者は、
経営というものを学びながら、
コンサルタントのような仕事を
はじめました。
調子の悪い企業を立ち直らせたり、
新規事業のアドバイスを行うのです。
さらには、コンサル事業をしながら、
不動産を通じた投資事業も
始めました。
そうした中、リーマンショックが発生。
高値で買った不動産を売却できず、
多額の資金を失うことになりました。
・起業は、自分だからこそ同業者の中で
トップ1%に入れるというロジックと、
今だからこそ世の中にこの事業は
受け入れられるというロジックの2つが
合わさり、初めて勝算が見えてきます(p167)
■現在は、会社経営を通じて
お金を稼ぐことが好きであるという
自分の特性に合わせて
事業再生、M&Aを手掛ける
ビジネスをされているようです。
それまで豪遊していた生活も
早寝早起き、質素な暮らしとし、
資金はビジネスに振り向けています。
30歳にしてビジネスの修羅場をくぐり、
ものすごい経験をしていると
思いました。
あと20年後が楽しみですね。
正田さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・起業がうまくいかずに失敗してしまったときに
どうするのかをきちんと考えておかなければ
ならないし、起業家になるとしてもどのような
起業家になりたいのかをきちんと考えながら
進んでいかなければならない(p84)
・会社の就労時間は基本「9時~5時」だったが、
これは朝9時から夕方の5時のことではなく、
翌朝の5時までを意味していた(p91)
・新宿のヒルトン東京に住んでいた・・
食事も基本的にはホテル内で済ませ、
夜になると六本木界隈に繰り出した。
気分転換にソウルに飛び、カジノに・・(p172)
・カジノ全体の仕組みを考えると、
金融の仕組みに相通ずるところがある・・
(カジノは)チップで支払いを済ませ・・
客側がそのチップを手に入れる場合には
現金を出さなくてはいけません(p152)
・銀行からお金を借りる方法を知りたいと
思ったときは・・逆の発想をして、銀行員が
貸し出しをする際の業務について書かれた本読む・・
金融のことを知りたいときは、それに関連する
本を十数冊選び、立て続けに読んでいった(p180)
・極端な話、「今後スマホが普及するから
アプリを作る会社をやろう」だけでいいのです・・
10個でも100個でもアプリを作ってみて、
実際にダウンロード数が多いものを
事業化していけばいいのです(p195)
・ストレス耐性を高める・・
リフレッシュできる趣味を持つ・・
夜は早く寝て、十分な睡眠をとる・・
生活のリズムと整える(p210)
・小さなサインを見逃さない・・
改善すべきところがあればすぐに改善する・・
一度表に出た「ひずみ」は小さいうちに
摘み取っておかないと、ある日突然、
大問題となって降りかかってくる(p219)
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【私の評価】★★★★★(95点)
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■目次
第1章 お金持ちになりたい!
第2章 お金儲けの始まり
第3章 詐欺と裏切り
第4章 バブルの到来
第5章 模索と修業
第6章 再出発
第7章 ある会社の買収&売却劇
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