日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 28244
【私の評価】★★★★★(93点)
■だいたい会社に入ると、
普通の人ならば、会社に貢献したい、
評価されたいと思って
成果を求めて仕事すると思います。
そして役職が上がっていくと、
役員、部長クラスくらいで、
一つの壁が出てくる。
これを日本では、
「器」と表現しています。
つまり、人間性ですね。
一般的には、
組織の上にいくにつれ、
評価の軸が変わっていきます。
新人・・・労働力
主任・・・知識
課長・・・判断力
部長・・・人間力
役員・・・人の器
という感じでしょうか。
・あなただったらどちらをCFOに選ぶだろう。
会計の知識は並だが、社外の人とすばらしい関係を築き、
ものすごく優秀な部下を管理する能力に長けている人と、
会計の能力は抜群だが、社外の人とうまく関係を保てず、
頭脳明晰な部下を遠ざけてしまう人。(p64)
■この本では、順調に出世してきた人に、
さらなるステップアップ、
つまり器を大きくしてもらうための
注意点を教えてもらいます。
ジャックウェルチが著者からコーチングを
うけたというくらいですから、
あくまでも優秀な人向けです。
あなたの職場にもいませんか?
確かに優秀で、バリバリ成果を出しているんだけれど、
どうもいけすかない人が。
正しいがゆえに、
嫌われるということです。
・若くて、頭がよくて、会社のためを考え、高い倫理観を持ち、
やる気満々、よく働き、企業家精神があって、
クリエイティブで、カリスマ性があり、傲慢で、頑固で、
何でも知っているという顔をする、恐ろしくいやなヤツだ。(p20)
■こうした軌道修正は、
ちょっとリスクがあります。
それは、切れすぎる刃を
隠してしまうと、
元々の強みを消してしまう
可能性があること。
それでも、なお、上に行くためには
状況に合わせて、
自分を変える必要があるのでしょう。
潰される前に。
日本でもこうした傲慢で優秀な人が出世して、
会社がコーチをつけて修正してくれるようになれ、
革新社長が増えるんだろうなと思いました。
こうしたコーチングをうけるべき
優秀な人が増えることを祈って、
ゴールドスミスさん、
よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・地位が昇るにつれて、
こうしたらどうかという提案は、
命令となってしまう(p9)
・答えを知っている・・・・他人はそれを傲慢だと見る・・
他人の役に立っている・・他人は干渉だと見る・・
権限譲渡をしている・・・他人は責任回避をしていると見る
がまんして黙っている・・他人は反応がないと見る(p14)
・どんなに婉曲であっても、人は批判されるのを好まない。
・・・同僚、友人、あるいは家族が役に立つコメントを
してくれたときには、判断を加えてはならない。・・・
「ありがとう」と言おう。(p79)
・「申し訳ない」とひとこと言う。
それで気持ちは軽くなる。・・・
論理上はよくても、実際に行動となると難しい。(p126)
・聞き上手になるには三つのポイントがある。
1 彼らは話す前に考える。
2 敬意をもって話を聞く。
3 反応するときにはつねに
「言う価値があるか」と自問する(p220)
・怒りっぽい人だという評判をなくすことの手助けは簡単・・・
「口を閉じたままでいれば、誰もあなたが本当は
どう感じているかを知ることができない」(p95)
・賢人なら、私たちを腹立たしくさせる人間は、生まれつき、
そういう人間なんだ、と言うことだろう。彼の存在に腹を立てる
のは、机が机であることに腹を立てるようなものだ(p95)
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 28244
【私の評価】★★★★★(93点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する

![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|



コメントする