■学者として成果を出しながら、
その一方で貯蓄と副業と投資で、
莫大な財産を作り上げた本多 静六氏の一冊です。
3冊シリーズになっていますが、
この本では「人生計画」の立て方を学びます。
・いわゆる人生計画は、向上心の充足
つまりは「努力の予定表」なのである。(p30)
■本多先生は、若いときに二十年区切りの
人生計画を立てました。
四十歳まで貯蓄と勉学の基礎構築。
六十歳まで国家のために学問で働きぬく。
七十歳までは世の中の恩に報いるため、お礼奉公。
七十歳以上は、晴耕雨読を楽しむ。
としていました。
・満四十歳までの十五年間は、馬鹿と笑われようが、
ケチと罵られようが、一途に奮闘努力、勤倹貯蓄、
のって一身一家の独立安定の基礎を築くこと。(p33)
■こうした人生計画については
多くの本が出ていますが、
この本ほど説得力がある本は数少ないでしょう。
また、功は人に譲るなど、奥深い助言が、
この本の価値を教えてくれています。
古い本ですが、本物の知恵には、
時代は関係ないものです。
本の評価としては、★4つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人生には人生の任務が終わるということがあるはずはない。
先哲先賢は、臨終の朝(あした)までいずれも道を
極めることを怠らなかった。(p44)
・一日、一月、一年、五年、十年、二十年、それ以上、
という実行予定が一度体系づけられてしまえば・・・
ただ情熱と努力の原動力さえあれば、その進路を踏み外す
憂いもなく、その進度はいかなるときでもよくわかる(p68)
・途中を楽しみながら登ること(p112)
・上長者は決して功を一人占めしてはならない。たとえ
自分がすべてを手掛けたものでも、できる限りその功は
人に譲り、責だけは自ら引き受けるようにしたい。(p77)
▼引用は、この本からです。
実業之日本社
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「普通」であることの偉大さ
正に質実剛健
「人生即努力、努力即幸福」
人生の一つの雛形
現代にこそ生きる教訓!【私の評価】★★★★☆(89点)
■著者紹介・・・本多 静六(ほんだ せいろく)
1866年生まれ。
苦学の末、1884年に東京山林学校に入学。
ドイツに私費留学。
1892年東京農科大学助教授。
1900年教授。
4分の1天引き貯金と投資で莫大な財産を作る。
1927年定年退官時に、全財産を匿名で寄付。
370冊の著書を残す。1952年逝去。85歳。
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■関連書評■
a. 「私の財産告白」本多 静六
【私の評価】★★★★★
b. 「サブプライム後の新資産運用」中原 圭介
【私の評価】★★★★★
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