■2年前に米国の住宅バブルを指摘し、サブプライム問題を
予測したファイナンシャルプランナーの一冊です。
実際に投資する人の立場にたったアドバイスをしており、
非常に論理的、分かりやすい内容になっています。
■資産運用については、
一般的に株式・債権への分散投資、長期投資などが
よく言われています。
しかし、この本のお薦めポートフォリオは、
そうした常識にしばられず、
円預金+外貨預金を基本としています。
さらに、もしリスクが取れるならば、
国内株式、その次に海外株式を組み入れていきます。
・ユーロを中心に据えて、残りを米ドル、
ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなどに
バランス良く分散(p170)
■特に、「債権よりは外貨預金」というところは、
私もなんとなく感じていた
手数料の高い債権への別のアプローチとして、
一つの新常識というものでしょう。
・国内債権の金利は微々たるものですし、
海外債権の金利は高かったとしても、その分、
手数料が割高で・・リターンがえられない・・・
債権部分に代えて、外貨預金を組み込んでいます(p106)
■また、株式投資をするならば、
手数料の安いインデックスファンド、EFTを
勧めており、こうした的確なアドバイスが、
著者の信頼性を高めていると思います。
・伝説の投資家であるウォーレン・バフェットも、
「ほとんどすべての投資家にとっての最良の方法は、
最も手数料の安いインデックスファンドを持つことである」
と述べています。(p78)
■投資関係のアドバイス本としては、
強くお薦めする一冊です。
というよりも、この本を参考に、
外貨預金を積み増すことにしました。
本の評価としては★5つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あなたが仕事を持っていれば、資産運用より仕事を大事に
考え、頑張るべきです。そして、仕事が忙しいときには、
できるだけ変動リスクが大きい株式などの金融商品の保有を
減らす自制心を身につけるべきです。(p269)
・基本は、おすすめ1のように国内株式・外貨預金・円預金(現預金)
の3つの金融商品で構成されるポートフォリオとなります。
おすすめ2は、よりリスクを取ることができる個人向けに外国株式
を加えています。(p44)
・外貨預金を7、国内株式を3にした場合が、
最もリスクの低減効果があるとされています(p125)
・外国株式を売買するときは、ETF以外は利用しないことを
おすすめします。そうしないと、コストが大きすぎるからです。
(p234)
▼引用は、この本からです。
フォレスト出版
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この国の経済を立て直す指針がわかる
新しい常識
投資で本当に大事なこと
不朽の資産運用本
経済ルネッサンス以降の資産運用【私の評価】★★★★★(92点)
■著者紹介・・・中原 圭介(なかはら けいすけ)
ファイナンシャルプランナー。エコノミスト。
金融コンサル会社「アセットベストパートナーズ株式会社」
ディレクター。サブプライム問題を2年前に予測。
─────────────────
■関連書評■
a. 「私の財産告白」本多 静六
【私の評価】★★★★★
b. 「娘に贈る12の言葉」ジム・ロジャーズ
【私の評価】★★★★★
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