■「親の心、子知らず」といいますが、
「上司の心、部下しらず」というのも本当でしょう。
この本を読むと、上司の気持ちがわかります。
・自立させるために、今教える、わからせる。
自立させるために、厳しく言う、躾ける。
・・・子供に対してもそれを伝えることです。(p20)
■仕事をしっかりすすめたい。
部下を育てたい。
これは上司の共通した思いでしょう。
そのために、仕事の基本を実践しながら、
部下にも指導していく。
できなければ、できるまで言う。
上司もたいへんですね。
■三井物産で成果を出してきた著者の考え方がよくわかって、
サラリーマンならこれくらいになりたいなと思いました。
本の評価は★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・同じ仕事を部下に依頼するのでも、その目的を説明して
おくのとしないのとでは大きな、差が出ます。(p73)
・問題が起きたときにどう解決するかなどは、場面でよりよい意思決定
をしていくことが重要ですが、あらかじめ決めておくことができるものは
できるだけ決めておくことです。(p84)
・会社で人を呼びつけては大声で怒鳴っている上司がいますね。
・・・いつも怒鳴られているだけでは永遠に同じことが続きます。
・・・怒鳴り続ける言葉の中には理屈に合わないこともあります。
そんな瞬間を捉えて、「お言葉ながら、それは違います」と俄然
反撃することです。(p117)
・部下全員が気軽に上司に話しかけてくるとは言いきれません。
・・・職場で「○○君、元気そうだね」と、自分から
語りかけてあげるくらいの度量はほしいものです。(p159)
・三井物産本社の地下には大きな社員食堂があり、
私は仲間と食事をすませて階段を上がっているときです。
降りてきた見知らぬ男性がすれちがいざまに「君は社員か」
と聞きます。「ハイ」と言ったとたん「ツマヨウジをくわえて
歩くとは何事か。バカヤロー」。(p)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者紹介・・・古川 裕倫(ふるかわ ひろのり)
1954年生まれ。三井物産に入社。10年の海外勤務を経験。
2000年に株式会社ホリプロの取締役としてヘッドハントされる。
2007年に株式会社リンクステーション代表取締役副社長。
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■関連書評■
a. 「よくわかる部下取扱説明書」松井 貴彦、文香社
【私の評価】★★★★★
b. 「トヨタの上司は現場で何を伝えているのか」若松 義人、PHP研究所
【私の評価】★★★★★
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