日本経済新聞社 (2005/02/19)
売り上げランキング: 60,101

イエス・キリストの知られざる力の源
ビジネス書?
「布教」と「マーケッティング」に不可欠なスキルは共通
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)
■著者紹介・・・ブルース・バートン
1886年生まれ。大学院で歴史学を学ぶ。記者を経て
ニューヨークに広告代理店BDO(現BBDO)を創立。
実業家、広告戦略家、ジャーナリストとして活躍。
●「地上最強の商人」とはだれのことでしょうか。
●世界で一番有名であり、20億人もの顧客を持ち、
それらの人の運命さえ変えてしまうもの。
それは、イエスであり、彼が広めたキリスト教です。
●著者は、イエスが十二人の仲間と一緒に、
世界を征服する組織の基礎を作り上げたテクニックを
解説していきます。
まず、相手に合わせることが大切です。
NO!という相手に、「そうです、ごもっとも」と
合わせるのです。
・相手にわかる話からはじめる・・・まず相手の考えていることを、
相手の立場になって考え、それに合わせた話をする・・・イエスは
こうしたことを、改まって教えたりはせず、折々に示して身につけ
させた(p95)
●そして、広告を使った繰り返しによる刷り込みです。
印象的な物語りを作り、それを人々に伝えるのです。
そういう意味では、
「聖書」は史上最強の広告、パンフレットと言えるでしょう。
・「評判は繰り返しである」とよく言われる・・・
たくさんの物語、たくさんの広告コピーが作られたが、
そこで言おうとしていることは一つなのである。(p138)
●最後に、量も大切です。
説得のテクニックも大切なのですが、より多く実行するということも
効果を最大化する秘訣でしょう。
・「誰かが無理に一マイルの道を歩かせようとするなら、
一緒に二マイル歩きなさい」とイエスは言った。
これを私は「言われたことよりもたくさんやりなさい。
二倍はやりなさい」と解釈している。(p151)
●内容的には、現代の営業の技術とまったく変わりませんが、
イエス・キリストを神としてではなく、
地上最強の商人として分析したところが面白いので、★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・その日イエスは夜明けと共に活動を開始した。
イエスは早起きだった。
人生を有効に過ごすには、この一時間を活用するに限ると思っていた。
(マタイによる福音書九章)(p114)
・「自分の生命を救おうとする者はそれを失い、
生命を失う者はそれを得るであろう」とイエスは言った。・・・
もし彼らが出世ばかりを考えていたとしたら、
あれほどの成功を収めることはなかっただろう。(p149)
・イエスはこれらのことをすべてたとえ話で人々に語り、
たとえ話を用いずには何も語らなかった(p125)
「誰も知らない男」ブルース・バートン、日本経済新聞社(2005/2)¥1,470
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)
■関連書籍
・「常識の壁をこえて」ダン・ケネディ
・「商経 中国商人の教え」史 源⇒
・「仕事のヒント」 神田 昌典⇒
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