「決断力」羽生 善治

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決断力 (角川oneテーマ21)

【私の評価】★★★★☆(86点)


●羽生 善治といえば、七大タイトルをすべて独占したことのある
 天才棋士ですが、寝癖のついた髪の印象もあり、
 単なる将棋バカと思っていたら大違いでした。


 人間は、一つのことを極めると、どの世界でも通用する考え方になる
 と言われていますが、本当ですね。


 ・勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが
  一番怖い。組織や企業でも同じだろうが、
  常に前進を目ざさないと、
  そこでストップし、後退が始まってしまう。(p43)


●特に、勝負の世界で生きているだけあって、勝負における心構えに
 非常に鋭いものがありました。


 たとえば失敗したら・・・


 ・すでに過ぎ去ったことは仕方がない。・・・
  私は、意識的に先のことを考えるようにしている。
  反省は勝負がついた後でいいのだ。(p101)


 また、プレッシャーに押しつぶされそうになったら・・・


 ・「プレッシャーはその人の持っている器に対してかかるものだ。
  器が大きければプレッシャーを感じることがないはずだ」と
  言い聞かせている。(p102)


●天才と思っていましたが、努力の人でもあります。


 ・私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。
  しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、
  同じ情熱を傾けられることが
  才能だと思っている。(p170)


●羽生 善治は一流でした。お勧めです。
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・父は外資系の会社に勤めるエンジニアであったが、「仕事にゆき
  詰ったときは整理整頓」というのが口癖だった。休みの日になると
  朝早くから起き出して、部屋の片付けを始めるのだ。(p36)


 ・判断基準は勘であり、直感だ。つまり、情報をいくら分類、
  整理しても、どこが問題かをしっかりとらえないと正しく分析
  できない。・・・「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが
  重要なのである。(p129)


 ・ビジネスや会社経営でも同じだろうが、一回でも実践してみると、
  頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。(p140)


 ・誰でも最初は真似から始める。しかし、丸暗記しようとするのでは
  なく、どうしてその人がその航路をたどったのか、どういう過程で
  そこにたどり着いたのか、その過程を理解することが大切だ。(p183)


決断力 (角川oneテーマ21)
羽生 善治
角川書店
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【私の評価】★★★★☆(86点)


●著者紹介・・・羽生 善治

 1970年生まれ。中学三年生で四段。89年、19歳で竜王位。
 94年に九段に昇段。96年、将棋界初の七大タイトルを全て独占。


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