「夜回り先生」水谷修

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夜回り先生 (小学館文庫)
(評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう。)94点


●私はこれまで2000冊以上の本を読んできましたが、
 この本は、本を読んできて、本当によかったと思わせてくれた一冊です。

 そうでなければ出会えなかったかもしれなかったからです。


●だれもが泣きながら推薦します。私も泣きながら読んでいました。
 だれでも子ども時代があり、それを経て大人になるわけです。

 私でも精神的に自立できたな、と思うのは4,5年前です。 
 いわんや、子どもなら。


●12年間、夜の街を歩き続けた先生の話を読めば、
 子どもに言えるようになるでしょう。

 「いいんだよ。これからどうするか考えよう。
私はおまえを信頼している」と。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・そんな花の種でも、植えた人間がきちんと育て、
 時期を待てば、必ず花を咲かせる。
 これは子どもも全く同じ(p32)


・その後少年は高校に戻り、日本の永住権を取得することができた。・・・
 それを思えば指一本、なかなか痛かったが、
 安い買い物だった。(p145)


・もちろん夜の世界にも愛はあるが、
 明日につながる愛ではない。
 お互いになぐさめ合いながらつぶれていく愛だ。(p150)


・自暴自棄になっていたある日、自分の部屋に帰ると、
 机の上にドイツ行きのチケットと現金60万円が置いてあった。
 私は興奮した。・・・そこには母からの手紙が添えられていた。
 「何かを探してごらん」(p150)


・「魚は勝手に腐るが、子どもは絶対に腐らない。
 それは誰かに腐らされるんだ。
 そういう子どもたちを救うのが教育じゃないか」
 彼ははき捨てるように言った。「できるわけねえよ」(p205)


・私にとっては「夜回り」が生きがいだ。
 「夜回り」をしないと、私は生きていけない。
 理由を聞かれると、いつも口ではこう答える。
 「子どもたちが心配だから」でも本当は違う。
 私はいつも子どもとの出会いを求めている。
 私も寂しいからだ。(p211)


・私にとって、子どもの過去なんてどうでもいい。
 今もどうでもいい。大事なのは、時間がかかってもいいから、
 誰かの助けを借りてもいいから、自分自身の意思と力で、
 幸せな未来を作っていること。そのためには、
 とにかく生きてくれさえすればいい。
 生きれば生きるほど、子どもたちは誰かと出会いながら、
 どんどん学んでくれるはずだから。(p217)


夜回り先生 (小学館文庫)
水谷 修
小学館
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おすすめ度の平均: 5.0
5 言葉では言い表せない感動です
5 オビのコピーは不要

(評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう。)94点

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