「夜回り先生と夜眠れない子どもたち」水谷修
2005/05/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
●水谷修さんの本を読むと
ボロボロと泣いてしまいます。
テレビにも出ていたので、
夜の街をパトロールする
「夜回り先生」として
知っている人もいるでしょう。
・夜回り・・・目的はふたつある。
ひとつは薬物の売人や、風俗のスカウトが
子どもたちに近づかないように注意すること。
もうひとつは、より多くの子どもたちと出会い、
彼らの将来について真剣に語り合うことだ。(p42)
●しかし、最近、テレビ、本の執筆などで、
薬物、リストカット、近親相姦、
家庭内暴力など子供たちに係わる
問題に精力的に取り組んでいるな、と思っていたら、
実は「胸腺リンパ腫」というガンに
かかっていることを知りました。
●医者から3年の命と言われてから、
もう5年がたっているということです。
・せめてひと言だけでいい。
身近にいる子どもに、
愛のある優しい言葉をかけてあげてほしし。
そしてほめてあげてほしい。(p195)
●水谷さんのその活動と思いに、
星5つをつけないわけにはいきません。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・子どもたちは口をそろえて
「夜の街の大人はすごく優しい」と言う。
当たり前である。夜の街へやってくる
少年少女は大人にとってのカモだからだ。
少女はクスリ漬けにして風俗に売られ、
少年は薬物の売人や子分にされてしまう(p48)
・いいんだよ。過去のことは。
まずはすべてを受け入れ、
今日から明日のために生きていこう(p53)
・「こんなこともできないのか」
「なにやっているんだ」
「そんなことでどうする」
家庭や学校では、そんな心ない言葉が満ちあふれている。
そんなに子どもはダメだろうか。
私はそう思わない。(p193)
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【私の評価】★★★★★(90点)
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