「キャラ営業の極意」坂井洋子
2023/09/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
自分のキャラを活かした営業
キャラ営業とは「自分のキャラを活かした営業」のことです。著者は、トマトをかぶったキャラクター「べじこ」の名前でイラストレーターとして仕事をしています。持ち物の色を「赤色」に統一して、トマトのイヤリング、赤いトマトのベレー帽をかぶったりして、トマトキャラを仕事で活かしているのです。
自分のキャラを活かすことで、相手に強い印象を与えることができます。キャラを説明した名刺を準備して「一言」で自分を紹介することができれば、覚えてもらえるのです。中には茶髪でチャラっぽい印象を相手に与えるような人もいます。こういう人は、実際に一緒に仕事をしてみると見た目より良い人だったり、しっかりした仕事をすることで良い意味で相手の第一印象と裏切るというキャラの裏技を使っているという。
・「テーマカラー」を持とう(p42)
長所も短所もプラスになる
キャラ営業とは、自分らしさを否定しないということだと思いました。なぜなら、人はそれぞれ違うからです。自分をさらけ出せば、長所は仕事のプラスになるし、短所は個性としてプラスになるのです。自分らしさを活かして自分をPRしつつ、相手のために最高の営業活動をしていけばよいのだと感じました。
もちろん自分らしさを出しつつも、相手に合わせることは大切です。著者は初対面のとき、「テンション」と「ペース」をお客様に合わせるようにしているという。トマトの帽子をかぶりつつ、徹底してお客様のためになる提案をするというのが著者のキャラ営業なのです。
・初対面のとき・・「テンション」と「ペース」を相手に合わせる(p112)
自分を出すことで仕事はうまくいく
著者は自分のキャラに合わない職場にいた時は、仕事を楽しめなかったという。新天地で自分らしく振舞えたとき、仕事もうまくいくようになったのです。ある程度自分を出すこと、自己開示することで、自分のためにもなるし、最終的にお客様のためにもなるのでしょう。
自分がワクワク楽しければ、お客様にもよろこんでいただけるアウトプットができるということなのです。坂井さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・提案で大事なことは、お客様と一緒にわくわくすること(p120)
・何かを企画する時は、SNSでプロセスから見せていきましょう。イベントなら、打合せ風景や準備の様子など。制作物なら、ラフや下書き、制作中の動画(p185)
・人は長所で尊敬され、短所で愛される(ひすいこたろう)(p24)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 キャラ営業とは
第2章 キャラ営業の実践 外見編
第3章 キャラ営業の実践 内面編
第4章 キャラを活かすための営業術
第5章 独立しても使えるキャラ営業
著者経歴
坂井洋子(さかい ようこ)・・・学卒業後、新卒でリクルートグループに入社。10年半の法人企業への企画営業、転職情報サイト立ち上げ部署でのスーパーバイザーの経験を持つ。その後、起業支援を行うNPOでの勤務を経て、フリーの漫画家・イラストレーター「べじこ」に転身。味の素「野菜摂取量向上プロジェクト・ラブベジのうた」「絵本仕立てのメニューブック」、「名古屋市営交通100周年PRパンフレット」「愛知県多文化子育てブック」など大手企業や自治体の発行物制作に多数参画。野菜ソムリエ、温泉ソムリエとしてもイラストや漫画の作品を発信し、キャラを活かして活躍の場を広げている。
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