「はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ」石川明
2022/10/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
リクルート社で新規事業開発室長を7年間務め、自らリクルート社員として総合情報サイト「All About」社を創業し、上場させた石川さんの一冊です。
面白いのは、リクルートも大企業ですから社内の壁があることです。既存のサービスと競合する場合は、却下されることが多かったという。ですからリクルートでも新規ビジネスの提案を通すために、「どうすれば通りやすいか」社内政治を含めて考える必要があったというのです。
上司との関係性では、上司に「相談を持ちかける」スタンスで臨むのが有効という。よい案をいっしょに考えてもらうことで、後ろ盾となってもらうのです。また、上司が「自由に発想してくれ」と指示したとしても、頭の中だけでガイドランが描かれていることもあるので注意が必要だという。
・クレームには新規事業のヒントが隠れている(p113)
「事業とは『不』の解消」という基本から、新規事業は失敗の繰り返しであり、簡単にうまくいきそうなら、「事業内容が『薄っぺら』なのでは」と疑ってみるという気持ちの持ち方まで幅広い内容でした。
思ったより新規事業は難しいように感じました。石川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・カッコいい大風呂敷と、地味な一歩(くらたまなぶ)(p26)
・事実+仮説=意見(p68)
【私の評価】★★★☆☆(72点)
目次
会社員だからこそできる「起業」がある
新規事業の基礎知識
新規事業担当者に求められるマインド
新規事業の担当になったらまずすべきこと
新規事業をつくり出す(どこへ「最初の一歩」を踏み出すか―検討範囲に当たりをつける;見つけた領域に勝機はあるか―ビジネスチャンスを探す;「アイデア」から「プラン」へ―事業のしくみを考える;「プラン」から「計画」に―事業企画書をまとめる)
事業企画書を社内でいかに通すか
プロ・識者が語る社内起業家の条件
著者経歴
石川明(いしかわ あきら)・・・新規事業インキュベータ石川明事務所代表。早稲田大学ビジネススクール研究センター特別研究員。SBI大学院大学MBAコース客員准教授。リクルート社で7年間、新規事業開発室のマネージャとして、リクルートの企業風土の象徴である、
社内起業提案制度「New-RING」の事務局長を務め、1,000件以上の新規事業案件に携わる。2000年にリクルート社社員として、総合情報サイト「All About」社を創業し、JASDAQに上場。10年間、事業責任者を務める。2010年に独立。
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