本のソムリエおすすめ本を紹介する書評サイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て」たかせみほ

2021/12/27公開 更新
本のソムリエ メルマガ登録
このエントリーをはてなブックマークに追加

「シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て」たかせみほ


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 息子2人が小学校のときにシングルマザーとなった著者は、子どもを信じる、子どもが安心できる家庭環境を作るということを大切にして生活してきました。離婚によって時間的にも経済的にも厳しい環境に置かれましたが、気分が乗らないときも、笑顔にする。「お母さんは幸せ」と言う。子どもの言うことを否定しない。できるだけ子どもが安心できる家庭環境を作るようにしたのです。


 そして毎日同じ時間に起きて、同じ時間に勉強して、同じ時間に食事をして、同じ時間に寝るという生活を繰り返したのです。毎日同じ生活をすることで、小学校低学年で毎日2時間の勉強を継続することができたのでしょう。


・子どもが大好きなお母さんに甘えて、信じて、安心できる「安定した家庭環境」を保つ(p16)


 結果して息子2人とも東京大学に合格しましたが、小さいときから学習習慣をしっかり継続していたことが一つの要因となったようです。3歳から公文式をやっていますし、同時に寝る前の読み聞かせをしてあげています。小学校4年生からは学習塾に入って、私立の中高一貫校に入学。中2までに中学3年分の授業をすべて終えて、中3からは高校の授業を前倒しでやるなど、大学受験には最高の環境だったといえるのでしょう。


 中高一貫校なので周囲にレベルの低い生徒はいませんし、ちょっと手を抜くと成績が落ちることで、常に高いレベルの学力を維持していたようです。


・息子たちに何がよかったか聞いてみると、「公文をやっていたのがよかったと思う」と言っていた(p38)


 養育費をもらっているとはいえ、区役所の非常勤職員の給与と実家からの援助、市町村の支援金などで残金が100円になることもあったとのことで、生活はぎりぎりであったことがわかります。そうした経済的に厳しいなかでも、塾や部活動は当然として、子どもを私立学校に通わせ、フィリピンへ留学させるなど、教育に手を抜かない姿勢に感銘を受けました。


 東京大学に入ったから良いのではなく、これだけ配慮すればどんな子どもでもそれなりの学校に行くことができるのでは、と感じました。お子さんを信じる彼女の素晴らしさに★3としました。たかせさん、良い本をありがとうございました。


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 


人気ブログランキングへ


この本で私が共感した名言

・何があっても子どもを否定せず、信じてきました・・・「あなたたちがいるおかげでお母さんは幸せ」と、口癖のように言い続けてきました(p25)


・絵本の読み聞かせも、3歳頃から小学3年生まで毎日続けていました(p91)


・小学校低学年のときの学習時間は、平日は1時間30分から2時間くらいでした(p103)


・親戚の伯父から、「反抗期は成長の過程だから、子どもが反抗しはじめたら喜んだらよい」とも言われていた(p189)


・高1の夏休みに3週間、フィリピンのセブ島へ留学させたのです・・学費と滞在費と渡航費で30万円ほどです(p194)


・勉強をするとまずはすぐに成績に現れる・・・1ヶ月後くらいから伸び悩む・・・3ヶ月後から6ヶ月後に、再び成績が上がりはじめる(p228)


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村へ


▼引用は、この本からです
「シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て」たかせみほ
たかせみほ 、徳間書店


【私の評価】★★★☆☆(77点)


目次

第1章 ぶれない子育ての大原則
第2章 シングルマザーの決意
第3章 幼児教育
第4章 小学生時の過ごさせ方
第5章 中学受験対策
第6章 中高生時の過ごさせ方
第7章 大学受験対策
第8章 お金と働き方


著者紹介

 たかせみほ・・・1968年、カナダケベック州生まれ。2歳半のとき帰国。共立女子大学文芸学部卒業。1991年、航空会社に入社し、羽田空港でグランドスタッフ業務に従事。1997年、結婚。専業主婦となり、翌1998年に長男を出産。同年、夫が関西に転勤となったため、東京から大阪府和泉市に移り住む。2000年、次男出産。2003年、夫が東京に転勤となったため、神奈川県川崎市に移り住む。2004年に長男が、2006年に次男が私立洗足学園小学校(川崎市)を受験し、ともに合格。2008年に離婚調停となり、2010年、離婚が成立。シングルマザーとして働きながら、子育てに奮闘する。翌2011年、長男が中学受験し、神奈川県御三家のひとつ、栄光学園中学校(鎌倉市)に合格。2013年、次男も同校に合格。2017年、長男が東京大学理科1類に現役合格。2019年、次男も東京大学理科1類に現役合格を果たす


メルマガ[1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』]
3万人が読んでいる定番書評メルマガです。
>>バックナンバー
登録無料
 

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本 :


コメントする


同じカテゴリーの書籍: