「自分も幸せ まわりも幸せ 上機嫌に働く67のコツ」今蔵ゆかり
2021/11/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
この本では女性視点で、安定して良い仕事をするために、上機嫌に働くコツを教えてくれます。私の思い込みかもしれませんが、女性は感情で仕事が左右されるイメージがあります。
でも現実の職場では、極端に仕事ができないわけでなければ、男女関係なく性格の良い人、周囲の人から評判の良い人が出世していきます。実は、感情で仕事が左右されるのは男女関係なく、感情が表面上見えやすいか見にくいかの違いだけであり、上機嫌な人がうまくいくのではないでしょうか。
・長く仕事がもらえる人は、スタッフさんの評判がすこぶるいい人なんだそうです(p22)
ただ、上機嫌にも副作用があって、なんでもかんでも楽しく明るくやっていればいいというものではありません。著者は上機嫌を意識しすぎて遅刻したり、失敗した部下をきちんと指導することができない時期があり、すっかり部下になめられてしまったという。
生意気で低レベルな人にかぎって、下手に出ると我が物顔でやりたい放題になる人が存在します。舐められやすい人は、正にそうした人にとってターゲットであり、おいしい獲物なのです。気をつけましょう。
・相手ファーストに"徹しすぎ"・・・部下になめられるキャラになっていたのです(p29)
上機嫌でいるために、指示は復唱して間違えないようにするとか、上機嫌でいるために居場所をいくつかつくるなど、実践的なアドバイスが多い印象でした。仕事術全般について触れていますので、新入社員など仕事の基本を学びたい人にぴったりの一冊ではないでしょうか。
こうした仕事の基本を学び、楽しく明るく、言うべきを言うことができれば、成果も出るし、人間関係も良くなると思います。今蔵さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・上機嫌な人は・・・人に安心感を与えます。心が安定しているから、場を和ませることに長けているのです(p17)
・嫌いな上司も、苦手な同僚に対しても、反発心をむきだしにする必要もなく、好かれようと媚びる必要もありません。淡々と仕事をこなせばいいのです(p95)
・「先」を磨く人は内面も磨いている・・・「先」とは、"指先・毛先・つま先"(p44)
・会話の中に相手の名前を入れる(p70)
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
第1章 なぜ上機嫌力を身につけると幸せになるのか?
第2章 上機嫌な「印象・振る舞い」
第3章 上機嫌な「会話術・対応力」
第4章 上機嫌な「段取り力」
第5章 上機嫌になるために「自分を最優先で愛しむ」
著者経歴
今蔵 ゆかり(いまくら ゆかり)・・・オフィスY's room 代表/人材育成・セルフマネジメント・仕事効率化コンサルタント。大阪府出身。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社設立時に入社。役員秘書、営業企画等を経験。社員10名の頃から「成果をあげる仕事術」「マインド」「段取り力」等の大切さを学ぶ。アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. に移り、加盟店営業部・法人営業部などの業務に従事。2009年に独立し、オフィスY's room を設立。「先読み力」「選択力」「整理力」「感情コントロール」を組み合わせた、セルフマネジメントメソッドを構築。会社・社員・お客様が上機嫌になる職場づくりをサポートをしている。
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