「自己肯定感のコツ「自分の価値」に気づく92のヒント」植西 聰
2021/09/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
テレビ番組で催眠術にかかったタレントが、大量のワサビを口に入れるのを見て、人はいかに暗示にかかりやすいのか、びっくりしてしまいます。どうせ暗示をかけるなら、悪い暗示より、自分のためになる良い暗示をかけたいものです。
この本では、自己肯定感を高めるために、自分で自分に良い暗示をかけるための方法を説明してくれています。
・自分の脳に、良い意味での暗示を与える(p26)
自己肯定感を高める一つの方法としては、良いことをすることです。陰徳を積むという言葉がありますが、大谷翔平選手がゴミを拾っているのもこれに該当するのでしょう。
ちょっとした良いことを続けること、つまり陰徳を積むことで運を良くしたり、自己肯定感を高めるのです。これは自分の行動によって自分の心を変えて、自分の運命を変えていくという考え方です。
・自己肯定感をアップするコツの一つに、「人のためになることをする。(p88)
それ以外にも、姿勢を良くする、肯定的な言葉を自分にかける、成功者のように振る舞う、失敗もプラスに変換するなど自己肯定感を高めるコツがてんこ盛りです。だれでも失敗と成功があるわけで、失敗は「成功の種」として受け止めて、成功は努力の結果として受け取ることで自己肯定感が高まっていくのです。
人が暗示にかかりやすいとすれば、できるだけ良い暗示を自分にかけていきたいものです。植西さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「自分なら、どうにかできる」・・「私は十分にがんばった」と、肯定的な言葉を自分にかけることが大切です(p23)
・「あたかも~のように振る舞うことで、自己肯定感が高まる」(p170)
・「私は幸せになっていいんだ」と、自分を許します(p127)
・「敗北の経験」を、「勝利を得るためのきっかけ」と認識し直す(p34)
・ドジな失敗・・・自分にも、こんなドジなところがあると、相手にわかってもらえて良かった(p37)
・夜、ゆっくり寛ぎながら、静かにその日の生活を振り返ってみるのです・・・「身近な幸せ」を再確認する習慣(p112)
・過去の敗北に意識を奪われそうになったら、未来へ意識を向ける(p32)
・信頼できる親しい友人から誘われたことは、とりあえず「やってみる」という習慣を持つのが良いと思います(p188)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 「自己肯定感」を高めると、幸せになれる
第2章 「元気」「陽気」を心がけて生きる
第3章 「気」を強めて生きると、うまくいく
第4章 もっと「気が利く人」になってみる
第5章 自分が幸せであることに気づく
第6章 自分のことは、自分で決めて行動する
第7章 自分という人間に、もっと自信を持つ
第8章 自分が成功していることを実感して生きる
第9章 自分を大切にする人は、幸せになれる
著者経歴
植西 聰(うえにし あきら)・・・東京都出身。著述家。学習院高等科・同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の『成心学』理論を確立し、人々の心を元気づける著述活動を開始。
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