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「糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム」モリー・カーメル

本のソムリエ 2021/03/02メルマガ登録
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「糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム」モリー・カーメル


【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

 ライザップは糖質制限と運動の組み合わせと聞いていますので、糖質制限に興味があって本書を手にしました。


 著者はさまざまなダイエットを試しましたが、継続できず145キロまで体重が増えました。砂糖や小麦粉や白米を食べないという糖質制限と出会って、糖質制限は続けることができたという。現在はメンタルケア・クリニックで糖質制限プログラムを提供しています。


・糖質制限の開始直後、私は大きな感情の津波に襲われました。怖くて、不安で、落ち込んで、怒りまであふれてきたのです。実際、幾晩もキッチンの床に転がって大声で泣きました・・・その反応は糖質制限することへの深い悲しみによるもので、一時的なものです(p178)


 面白いのは糖質には依存性があり、簡単に糖質制限を続けることは難しいということです。本書では糖質に依存するのは社会から切り離されて孤独を感じるときだとしています。また、なぜ糖質制限をするのか「目的」を明確化することで糖質制限を続けやすくなるという。


 糖質制限を続けることができるかどうかは精神的なものも重要なのです。そういう意味ではライザップのようにお金で糖質制限の支援をしてもらうという選択肢もありだなと感じました。


・糖質は、アルコールやドラッグと同等の依存性がある(p50)


 私は簡単に糖質制限できますが、人によっては糖質制限は難しいことがわかってきました。そもそも2000年前の私たちの先祖様は簡単に砂糖や白米を口にすることはできなかったので砂糖は貴重品。食料がない時代に生き残るための糖質を食べたい!という遺伝子が私たちの中にあるのかもしれません。


 カーメルさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・知らないうちに、一日中砂糖を摂取しているのです。例えば、イギリス人1人当りの砂糖の摂取量は1950年以来2倍になり、肥満の割合は4倍になりました(p47)


・小麦粉、加糖シリアル、白米、袋菓子のような加工食品の「ファストカーブ」(体内で速く吸収される炭水化物)を食べると、インスリン抵抗性の人は2型糖尿病を発症しやすくなります(p123)


・糖質が長期的に不健康をもたらしても、糖質による一時的な快楽を人は求める(p79)


・あなたの衝動はアイスクリームに飛びつくことでしょうが、代わりに野菜やフムス(ひよこ豆をゆがいてペースト状にしたディップ)を最初に食べることはできますか?(p209)


・優しいイメージの癒しこそ、強い効果がある・・・セルフ・マッサージをする、音楽を聴く、お茶を楽しむ、熱いシャワーか優雅なバブルバスを楽しむ、加重ブランケットと使う、エッセンシャルオイルを使う、家で美顔術(フェイシャルトリートメント)をする、花の香りをかぐ、ペットやパートナーとイチャイチャする(p157)


・糖質以外に夢中になれるものを見つけることです。私がお世話をした人の中には、地元の劇場でミュージカルの制作に加わった人もいます(p166)


・糖質が蛇のようにスルスルと近づいてくるのは・・・社会から切り離されて、孤独を感じている時です。私が学んだ最大の教えは、「自分ひとりだけで成功できる人はいない」ということです。あなたの理解者のリストを作りましょう。私は、状況が厳しくなった時に電話できるように、そのリストを自分の携帯電話に入れています(p234)


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▼引用は、この本からです
「糖質制限を続ける技術 最新科学が導き出した挫折しないプログラム」モリー・カーメル
モリー・カーメル、SBクリエイティブ


【私の評価】★★★☆☆(73点)



目次

第1章 なぜ糖質制限が最高の健康法なのか?
第2章 シンプルながら効果は絶大!〈断糖宣言〉を今すぐしよう。
第3章 科学的に検証すれば、糖質の危険性はいっそう明らかになる。
第4章 ミニテストですぐわかる!糖質はあなたを、こんなにむしばんでいる...。
第5章 最新研究で解明!考え方を変えるよりも行動を変えるほうがずっと簡単。
第6章 糖質制限を確実に継続させる7つの宣言。
第7章 調理は簡単!食べていいものは以外に多い!いいこと尽くめの食事プラン。
第8章 糖質への誘惑を撃退するのは実は簡単。
第9章 応急処置が可能な〈緊急用テクニック〉と予防策となる〈長期用テクニック〉で糖質を撃退せよ。
第10章 糖質への絶縁状。
第11章 糖質制限開始後の混乱期を乗り越える方法。
第12章 糖質制限に大事なのは目標よりも、それをする理由。
第13章 完ぺき主義が糖質制限を妨げる。
第14章 糖質制限したければダイエットなんてするな!?
第15章 糖質制限のプログラムは永久に続けなくてもよい。
第16章 糖質制限のプログラムを、自分に最も合うようにカスタマイズする。


著者紹介

 モリー・カーメル(Molly Carmel)・・・摂食障害セラピスト。コーネル大学で社会福祉学を学び、コロンビア大学の社会福祉学大学院で修士号を取得。自分自身が糖質依存、過食、肥満を克服した斬新なメソッドを使い、マンハッタンのメンタルケア・クリニック〈BEACON〉で、何千人もの同様の問題に悩む人々を助けてきた。


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