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「これからの生き方。自分はこのままでいいのか?と問い直すときに読む本」北野唯我

2020/09/01公開 更新
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「これからの生き方。自分はこのままでいいのか?と問い直すときに読む本」北野唯我


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

自分の生き方を再確認

雑誌編集部の女性キャリアと古参のおじさんとの対立。日本を代表するショコラティエとパリ帰りの弟子の行き違い。こんなビジネス物語をマンガで読んだ後に、自分の価値観を書き込むワークを行ない、自分の生き方を再確認する一冊となっています。


確かに、職場というものは、大きな年の差と多くの価値観を持った人たちが、利益を求めて織りなす共同作業です。嫁姑と同じように価値観が違うので、衝突するのは当然のことなのでしょう。そうした中で、自分の価値観と職場の価値観をバランスさせる必要があるのです。


ある人は、副業や趣味を使って、本業では満たせない価値観を満たそうとするでしょう。ある人は、休みの日に何かをするのです。他の人が何も動いていないときに、何をしているかで、その人の本質が表れるのです。


職場での衝突や、人との衝突というのは、この価値観の違いによって起きている(p211)

価値観を書き込みワーク

この本では、自分や職場の人たちの価値観を書き込みワークがあります。面倒くさいと感じるかもしれませんが、職場がうまくいっていない人には必要なワークかもしれません。大事なのはワークを通じて自分の価値観を知ることです。


大事なのが、「応援したい人や、テーマを探すこと」です。応援したい人や、テーマを持つことは、自分の価値観を知ることなのです。自分の価値観を知ることで自分の「大きな方針」は何んなのか、これから何をしていくのか、ということが見えてきます。やりたいことを一つでも持っていると、人生を魅力的にするのです。


自分にとっての本来の「大きな方針」は何かというと、当然ですが、自分の価値観に基づいた、生き方そのものであり、その生き方を実現するための方法論だと思います(p224)

誰かの話を聞きに行く

職場でも家庭でも、自分の価値観と相手の価値観を大切にすることが大事だと感じました。そして自分の価値観を大切にすると決めれば、職場でも、趣味でも、家庭でも何かが変わるように思います。生き方の参考とワークの組み合わせとよく考えらている一冊でした。


著者の提案は月に1人、誰かの話を聞きに行くというものです。全く違う仕事をしている人や、起業家や事業家、アスリート、アーティストなどの本を読むのもよいという。新しい視点をもらえる一冊ということで星5とします。北野さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・小さい頃にバカだってけなされた人が、あとあと、すごい人になったり・・・だから、マー君も意外と、すごいシェフになるかもよ(p33)


・生き方、それは価値観を体現した「習慣」そのものを指します(p263)


・自分がぶれないように生きるためには、自分のなかで何度も復唱できるような、自分なりの使命や信念を持つこと、だと思います。そして何度も復唱することです。これが重要です(p240)


・自分が何者でもなかったときに支えてくれた人こそ、大事な人だから、感謝の気持ちを忘れないように(p一九)


▼引用は、この本からです
「これからの生き方。自分はこのままでいいのか?と問い直すときに読む本」北野唯我
北野唯我、世界文化社


【私の評価】★★★★★(91点)


目次

第1章 漫画編(物語編)
第2章 ワーク編(自己分析編)
第3章 独白編(生き方編)



著者経歴

北野唯我(きたの・ゆいが)・・・兵庫県出身、神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社。ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。現在取締役として人事領域・戦略領域・広報クリエイティブ領域を統括。


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