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「サッカー脳で考える起業のルール ビジネスをゲームメークする49の方法」石塚 洋輔

2020/08/10公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

著者はフットサル日本代表として選抜されサッカーを極めました。営業の世界でもトップセールスになっています。一つの道を究めた人は、何をやってもなんとかなると言われています。成功するためには一定の共通の法則があるからなのでしょう。


まず第一に、成功する秘訣は成功している人を真似ることだという。だから著者は、大学のサッカー部から社会人のフットサルチームへと移籍しという。少し高いレベルの環境に身を置くことで、周囲を真似ることで自分のレベルが上がるのです。


・モデリングする人を見つける・・同業者でもうかっている人を見つける・・サッカーでもビジネスでも、まねをすることが成功する秘訣です(p14)


そして、コツコツやれば、成功できるということは誰でも知っています。例えば、売るためにはメールマガジンやニュースレターなどの継続的な情報発信すればいいのです。どのような環境でも、その環境で自分にできることを毎日考え、コツコツと努力を積み上げた人だけが次のレベルへ行けるのです。


また、自分の強味を活かせば、より容易に勝てることも多くの人が知っています。だからこそ、自分が頑張りつづけられること、自分がやりがいを感じられることを意識する必要があるのでしょう。自分が頑張れることが強味であり、そこに自分の根本の熱意の源があるはずなのです。


・大切なのは、自分自身の熱意の源を知ること、もっと分かりやすく言えば、自分が頑張れるのは、一体どうしてなのかをしっかり考えること(p178)


逆算して準備することが大事だと書いてありました。例えば、最低限、半年間は生活できる資金を持って、起業にチャレンジする。独立した時には仕事があるように、お客を見つけておく。


そして、なぜそれをやるのか、なぜそれをやり続けるのか。自分の能力とライバルの力はどうか。知恵、やる気、戦略、やり方。自分をどのように成長させ、自分をどう売り込むのか。考えながら行動していくのです。


スポーツにしろ、ビジネスにしろ、高いレベルで成功するためには基本が大切だと思いました。石塚さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ビジネスでも「自分が強い場所」で戦うことが勝つ秘訣です(p28)


・勝てる相手と試合する・・・情報と戦略を駆使すれば、「勝てる相手」すなわち「戦うべき相手」が自然と見えてきます(p66)


・同じ100本のFK(フリーキック)でも、明確な目標を持たずに蹴った場合は、ただ数をこなすだけに終始しますが、目標を持って蹴り続けた場合は、各段にFKの技術は上がります(p176)


・売れる講師は、セミナー会場を俯瞰したときに「会場の後ろ(出口に近く)にいるお客さま」を意識します・・・前に座るのは知り合いであることが多く、ビジネスに広がりは生まれません(p138)


▼引用は、この本からです

石塚 洋輔、合同フォレスト


【私の評価】★★★☆☆(73点)


目次

第1章 できる人を見てまねる【サッカー式起業準備編】
第2章 相手チームの全体像を把握する【サッカー式リサーチ編】
第3章 攻めて攻めて、まずは先制点【サッカー式スタートダッシュ編】
第4章 勝てる相手と勝負する―オンライン【サッカー式集客編】
第5章 相手を誘い込んでボールを取る―オフライン【サッカー式お客さまとのコミュニケーション編】
第6章 試合に勝てる選手を育てる【サッカー式人材育成編】
第7章 オフもサッカーのことを考え、インプットする【サッカー式自己鍛錬編】



著者経歴

石塚 洋輔(いしづか・ようすけ)・・・株式会社WithYou 代表取締役社長。経営コンサルタント。1983 年生まれ。プロサッカー選手を夢見ていたが、けがをして断念。大学4年生の時に、23歳以下のフットサル日本選抜チームに選出され、全国大会優勝。大学卒業後はITコンサルティング会社に入社。1年目に個人営業部門で、2年目に法人営業部門で、5年目に役職者部門で売り上げ日本一。2012年、サッカーの専任コーチへ転身。2014年、コンサルティング・介護福祉事業運営会社を立ち上げる。


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