「究極の人間関係改善術 職場の「苦手な人」を最強の味方に変える方法」片桐あい
2020/08/04|

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【私の評価】★★★★☆(81点)
内容と感想
■「苦手な人」とは付き合わないのが
一番いいといわれますが、
職場だとそうもいかないもの。
この本では「苦手な人」との関係を
改善する5つのワークとエニアグラム
(性格タイプ分析)の使い方を
教えてくれます。
エニアグラムとは人を9つのタイプ
(正義の人、貢献の人、成果の人、
個性の人、分析の人、信頼の人、
楽観の人、力の人、平和の人)に
分けるもの。
自分と相手のタイプを知ることで、
相手に合ったつきあい方があると
わかるのです。
・いままでの自分は、自分の価値観を相手に押しつけて説得していたので・・・価値観が違う場合はポジションパワーを行使するか、強引にイエスを引き出す、もしくは、交渉決裂しかありませんでした(p220)
■また、5つのワークとは、
感情的にならずに、
改善策を考えるためのワークです。
人は叱られたり、責められるなどの
イヤな思いをすると、その記憶を
何度も思い出すことで、
「悪いのは相手」と思い込むという。
自分の思い込みによる相手への
悪いイメージは避けがたいとしても、
できるだけ良い将来イメージや、
あるべきイメージを持つことが大切。
また、苦しいときには、イヤな人しか
目に入らなくなることがあるので、
そんなときには「人間関係マップ」を
書いてみると、「自分を支持する
人も多い」ことに気づくという。
・「人間関係マップ」を作成し、冷静さを取り戻す・・・マップを俯瞰して、「苦手な人」は特定できたでしょうか?・・・このワークの目的は、苦手な人だけが自分の人間関係を支配しているわけではないことに気づくことです(p26)
■私の場合は、「人間関係マップ」の
作成まではやっていませんでした。
よく考えれば、苦しいときにも
私を助けてくれそうな人は
数多くいたのです。
そうした人たちに相談できなかったのは
相談する弱い自分を見せたくなかったのと、
自分を変えることで何とかなると
思っていたのだと思います。
ある程度、人間関係が悪化すると
当事者ではどうにもならないことも
あるものです。使えるのなら、
他力を使ってみたいものですね。
片桐さん、
良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・仕事を予定どおりに進められない部下。仕事は丸投げで進捗の確認しかしない上司。あなたの職場に、このような問題のある部下や上司はいませんか?(p17)
・人は、仕事などがうまくいかず精神的なストレスがたまって自分が疲れてくると、つい相手をコントロールしようとしがちです・・・相手が部下の場合、命令口調で、相手の意思を確認せず、強引な指示を出すことがあります・・・他者に責任転嫁ばかりしていると、相手との関係性が悪化していき、さらにネガティブな連鎖が起こります(p32)
・タイプ8 勝ち負けにこだわる・力ずくタイプ・・・上から目線で威圧的な発言をすることが多いのも、タイプ8の特徴です。本人にはまったく悪気はないのですが、少しでも上の立ち位置を確保したいという思いから、無意識に厳しい言葉を発するのです(p128)
・タイプ3の価値観・・・何かを達成し成果を出すこと・・・目立ちたがり屋な一面があるので、つい自分の自慢話をしてしまうことに注意する(p162)
▼引用は、この本からです
片桐あい、PHP研究所
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 「苦手な人」との関係を、いますぐ改善する5つの「ワーク」
第2章 9つの性格タイプ分析で見つける「苦手な人」の傾向と対策
第3章 自分のタイプを知れば人間関係はラクになる
第4章 各タイプの「強み」を学んで自己成長する
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