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「管理ゼロで成果はあがる 「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう」倉貫 義人

(2019年12月25日)|本のソムリエ
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【私の評価】★★★★☆(87点)


■給与が一律で、賞与は山分け。
 経費使い放題、休暇取り放題の
 システム会社があるという。


 さらに月額定額で
 お客様の顧問プログラマーとして
 柔軟にシステム開発を行なうという。


 朝礼もなければ進捗確認会議も
 決まったオフィスへの通勤もない、
 ないないづくしの会社なのです。


・上司がいないので、決裁はありません。だれでも経費は事前の承認なく使えて、休暇だって取り放題。評価制度さえなくて、基本的に給与は一律で、賞与は山分け(p4)


■この会社は優秀な社員を入社させ、
 成長させる仕組みがあるのだと
 思いました。


 まず、採用は1年から1年半
 社内のシステム開発を手伝ってもらい
 信頼関係が構築できたら採用する。


 さらに失敗を減点するのではなく、
 反省し、学びに変えて
 次に活かしてもらうのです。


 プロでないとやっていけない
 職場だからこそ
 教育に配慮しているのでしょう。


・ふりかえりができれば失敗してもいい・・・ふりかえりをして学びに転化できれば、「勉強になったね」と次に活かすための糧となります(p73)


■受注・納品しない月額定額制という
 システム開発は、プロの能力を買う
 ビジネスモデルだと思いました。


 なぜならプログラムは人日×単価で
 契約しますので、優秀なプログラマー
 だと人日が小さくなって儲からない。


 人日ではなくプログラマーの
 能力を月額定額で買うのです。
 この会社をもう少し調べてみます。


 倉貫さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・創業から8年経過して35人を超えた今も、依然としてフラットな組織のままです・・・経費も、事前に承認を受けずに利用できます・・経費精算のための情報は全社員で公開して共有しています(p137)


・職種ごとに基本的に給与はほぼ一律にして、賞与は山分けにする(p147)


・「やったほうがいい」ことはしない・・
 ・議事録のレビューで誤字脱字をチェック・・
 ・全員そろっての朝礼
 ・社内の会議にむけた資料作り
 ・全体会議での進捗共有
 ・有給や経費を取得するための事前の決裁
 ・オフィスへの毎日の通勤・・(p40)


・「仕事を依頼する」のではなく「問題の相談をする」・・・仕事をするかどうかの判断は本人にしてもらうようにします(p64)


・KPTでふりかえりをする・・・ 
 ・Keep=よかったこと
 ・Problem=悪かったこと
 ・Try=次に試すこと(p30)


・報告・連絡よりも私たちが重視しているのは「ザッソウ」、つまり雑談と相談です(p91)


・ビジョン合宿は、旅館などへ1泊2日で泊まり込みでおこないます。普段の日常業務から離れて、だけど社員旅行ではないので真面目に議論します(p161)


・中途採用で応募されてから入社するまでに1年から1年半ほどの時間がかかります・・・きちんと報酬をお支払いして、短時間でも仕事を手伝ってもらいます。手伝ってもらう仕事は、お客様から請けた仕事ではなく、私たちの会社の社内システムの開発です(p176)


・フラットなところに新卒が入ってやっていくのは難しいというあたりまえのことに気づきました。そこで、新卒で入社した社員に対しては、入社して数年間は「師匠」となる人をつけることにしました(p191)


・会社の時間に会社の仲間とする公式な活動を何と呼ぶのか。私たちは「部活」と呼ぶことにしました・・・稼ぐ必要もないし、逆に稼いでもいい・・新規事業の創出ではなく「部活」なので、そこにかかるコストは「部費」になります(p248)



倉貫 義人、技術評論社

【私の評価】★★★★☆(87点)


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■目次

第1部 生産的に働く ~楽に成果をあげるために"見直す"
第2部 自律的に働く ~人を支配しているものを"なくす"
第3部 独創的に働く ~常識や慣習に従うことを"やめる"



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