「ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命」山田敏夫

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ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者は「ファクトリエ」という
 国内縫製工場から「洋服」を直販する
 というビジネスを行っています。


 通常、工場が受け取る原価は
 小売価格の20~30%で、
 ファクトリエでは50%だという。


 ファクトリエで6000円のシャツは
 原価3000円となり、他のブランドなら
 1万~1万5000円で売られている
 ということになります。


・これまで工場の受注額(原価)は「小売価格の20~30%」というのが通例で、アパレルメーカーが「1万円のシャツを作りたい」と考えた場合、原価は2000~3000円。それを商社などが受注し、工場へ発注します(p83)


■著者の実家は洋服店であり、
 大学時代にはフランス留学して
 グッチの店でアルバイトを
 していたという。


 グッチではブランド・ものづくりを
 大切にしながら、顧客を選ぶという
 ビジネスモデルを実感します。


 その後、ソフトバンクの子会社で
 営業技術を学び、その後転職した
 ファッションウォーカーでは
 ネット通販の可能性を知るのです。


 日本発のブランドを作りたい!」という
 著者の思いと、ネット通販技術と
 著者の営業経験が結びつき
 「ファクトリエ」創業となったのです。


・「東京ガールズコレクション」・・僕はイベントの公式通販サイトを運営する立場で、リアルタイムに購買の動向をチェックしていました・・中間コストを省いたインターネット通販であれば、安定した収益を保てるビジネスモデルが可能になりそうだ。そんなイメージが湧いてきたのです(p45)


■スティーブ・ジョブズのように
 著者の中で点と点とがつながって
 ファクトリエができたのですね。


 ベンチャービジネスは、
 ノウハウを蓄積するまでは失敗も多く、
 リスクも高いので、
 なんとか生き残っていただきたいと
 思いました。


 山田さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・僕が働いていたグッチでは、入り口にガードマンが立ち・・"客を選ぶ"姿勢を貫いていたのです・・「ものつくりやブランドの世界観を理解し、共感する相手にしか商品を売らない」・・ブランドを守る思いの強さにとても感動しました(p23)


・日本各地の工場の名前を、ブランド名としてタグにプリント・・いわゆる希望小売価格ではなく、「希望工場価格」で売る(p5)


・そもそも工場名を出すことがアパレルのタブー・・実際に商品をつくりはじめると、「工場の名前を出すなんてとんでもない。ファクトリエと取引するなら、うちとの取引はやめる」と大口顧客から、工場にクレームが入った・・(p104)


・失敗するのは当たり前。失敗することを前提に、大失敗をしてもいいから、その代わりにすぐ前を見て走り出すこと。そうしないと死んでしまいます。「猛スピードで失敗しよう」(p68)


・偽造カード詐欺被害・・マレーシア人のお客さんが偽造クレジットカードで買い物・・クレジットカード会社は何度かけ合っても、商品代金がクレジットカード会社から入金されることはありませんでした(p139)


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【私の評価】★★★☆☆(79点)

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■目次

第1章 ファクトリエ前夜―愚直に一歩ずつ壁を乗り越える
第2章 ファクトリエ、誕生―無力だから、仲間が支えてくれた
第3章 ファクトリエの一歩―"革命の同志"になる工場を求めて
第4章 ファクトリエの前進―お客さんが物語の"語り部"に
第5章 ファクトリエの試練―猛スピードで失敗しよう
第6章 ファクトリエの今―「新しい当たり前」をつくろう



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