「心を休ませるために今日できる5つのことマイクロ・レジリエンスで明日のエネルギーをチャージする 」ボニー・セント・ジョン
2019/02/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■マイクロ・レジリエンスという
言葉を作った著者が教える
折れない心の作り方です。
疲れた身体を癒やし、
ストレスをリセットする。
内容は総花的ですが、
片足のないパラレンピックスキー選手であり、
スタンフォード大学ローズ奨学生だった著者が
本書の魅力なのでしょう。
・二時間半ごとに休憩をとる・・・
アラームが動作したら、そのときの患者の診断を
終えてから15分の休憩をとって水を飲み、
持参した栄養のある食べ物を食べ、
気持ちを高めて元気にしてくれる
大好きな曲を聞くんです(37歳の開業医)(p211)
■コンサルタントだけあって、
各章で顧客の事例が出てきます。
ある人は集中できず、
ある人は疲れ切ってしまう。
ある人は心理的ストレスで
踏み出せなくなってしまう。
人それぞれ状況が違いますので
対処法もそれぞれ違うのです。
そこにコンサルタントの活躍の場が
あるのですね。
・ゾーン・・
「完全に集中」して仕事をする時間を決める・・・
「完全に集中」できる静かな空間を作る(p41)
■やはり健康のためには
身体の健康と心の健康が大切なのだと
わかりました。
心身をバランスよく休ませ、鍛え、
調整してあげることが
大事なのだと思います。
ジョンさん
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私は講演旅行のとき、ホテルのジムを何度も利用したり・・
タバタ式トレーニング(立命館大学の田端泉教授が
考案した20秒の高強度運動と10秒の休憩をセットとして、
合計8セット(4分間)行うインターバルトレーニング)
を行ったりする(p54)
・パワーポーズによるリセット・・・
エイミー・カディは・・
力強く自信があるようにふるまうと、
もっと力強く自信に満ちた人になることを
見出したのだ(p90)
・ジョイキット・・・
喜びを感じる品物をバッグや机の上の箱に入れて、
手元に置いておく。落ち込んだときには、
これらの品物を一つか二つ取り出し、
それに心を集中する(p110)
・よい匂いは深部大脳辺縁系を
沈静化させる効果があります・・
彼女はスペアミントの香りをかぐと、
家の裏の森に生えていた
新鮮なミントの葉で母親がお茶をいれてくれた、
楽しい思い出がよみがえるという(p84)
・人生目標による活性化・・・
1 理想の人生・・において所有したいもの、やりたいこと、
あるいはなりたいものを15~20個リストアップする
2 リストでいちばん重要な項目・・を丸でかこむ
3 同様に、二番目に重要なことを選ぶ・・
4 上位五項目を決める・・(p181)
・逆転発想法・・・傷害を裏返しにしてみる・・・
「・・予算増加を承認してくれなかったので、
計画していた私の部の変革ができない」
彼はカードを裏返すと、「予算を増やさずに
私の部を変革できる」と書いた。すると、・・
旧予算案を見直し・・項目をいくつか削れば、
彼の部署の新しい画期的取り組みの資金を
捻出できることがわかった(p122)
・ネガティブな状況・・
次の質問を自分に取りかけて上昇スパイラルを目指そう
・取り組むべき課題はなんだろうか?
・どんな選択肢があるだろうか?
・私は何にコミットしているのだろうか?(p127)
・ラベリングによるリセット・・感情に名前をつける・・
「私は怒っている」、「私は追い詰められている」
といった言葉によって、感情の機関車に
ブレーキをかけることができる(p76)
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■目次
「マイクロ・レジリエンス」入門
第1章 脳の使い方を切り替える―効率的に考え、整理し、実行する
第2章 原始的な恐怖をリセットする―情動のハイジャックを止める
第3章 思考のクセを見直す―ポジティブ思考にスパイラルアップ
第4章 体をリフレッシュする―体の燃焼効率を高める
第5章 心を活性化する―目的の力を利用する
すべてをまとめて実践する