「最新科学で解き明かす最強の記憶術」篠原菊紀、澤田誠、本田真美、枝川義邦
2018/10/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■人の名前を覚えられない・・・。
もっと記憶力があったらなあ・・
と思っている人が多いのではないしょうか。
この本では4人の脳科学者、
医学博士が記憶の常識を
教えてくれます。
まず、記憶する基本は、
繰り返すことでしょう。
・人の名前を思い出せるよう・・
思い出す機会をつくると忘れにくくなる・・
・名刺ホルダーの整理
・携帯電話のアドレス帳チェック
・卒業アルバムの見直し
・SNSの利用(p25)
■そもそも記憶とは、
人が生き伸びるために
発達してきた能力です。
たとえば、山で熊に襲われたとしたら、
次は同じ危険に会わないように
場所と熊の襲撃を記憶するのです。
したがって、
怒り、驚き、悲しみといった
感情を伴うエピソードは
記憶に残りやすい。
そして、場所も重要であり、
記憶すべきことを場所と組み合わせることで
記憶しやすくなるのです。
・海馬はエピソード記憶を残すための
1つの情報として「どこで起きたのか」
を必ず認識し、記憶情報の1つとして
取り入れている(p23)
■人によって記憶しやすい方法が、
違うようです。
イメージが覚えやすい人。
ゴロ合わせが覚えやすい人。
マインドマップが覚えやすい人。
自分に合った記憶するための
引き出しを増やしておくことが
大事なのだと思いました。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・記憶には「生きるための重要度が
高い情報ほど残りやすい」という
特徴があります・・
喜びや悲しみ、怒り、驚き(p11)
・人の名前は思い出しにくい・・・
エピソード記憶は思い出しやすい・・・
奥さんが美人・・
同期入社・・声が大きかった・・
マーケティング部配属だった(p15)
・ただ覚えようとするより、覚えたい内容を
「思い出しながら使い、アウトプットする」
ほうが記憶のネットワークが強化される(p50)
・見たままを記憶する人もいれば、
「果物カゴにリンゴ、オレンジ、
ブドウが入っている」と情景を
言語で描写して覚える人、
「リンゴ、オレンジ、ブドウ」
というように見たものを言語に置き換えて
「音」で覚える人もいます(p60)
・人間の集中力は15分程度しか
もたないことがわかっています・・
15分クールで学習を進めないと
集中力が遺児できない(p55)
・1日後、1週間後、1カ月後と繰り返し覚えると、
覚えていられる割合は徐々に
高くなっていったのです(p21)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■目次
巻頭
・記憶力を高める脳の賢い使い方
・記憶力アップのために知っておきたい7つのキーワード
CHAPTER1 脳科学で読み解く記憶のメカニズム
CHAPTER2 記憶力を高める 脳が喜ぶ生活習慣
CHAPTER3 「認知特性」のタイプ別 自分にあう記憶法
CHAPTER4 記憶力を鍛える実践トレーニング
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