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「最強の暗記術 あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」」本山 勝寛

2018/09/19公開 更新
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最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

試験対策の暗記1.0

学校や資格の試験向けの暗記術を読みたくて手にした一冊です。この本の暗記1.0が、試験を突破する暗記術。暗記2.0は、仕事でも自己啓発でもアウトプットすることで知識を定着させる方法。そして暗記3.0は、伝記やメンターに学び成功思考になる方法です。


ここでは試験対策の暗記1.0を見ていきましょう。試験対策は、ゆっくり1回よりは、早く数多く繰り返すことのほうが効果的です。それに加えて、語呂合わせを口でしゃべる、聞く、書くを組み合わせます。


さらには、マンガで覚えたり、スマホアプリを使ったり、YouTubeで英語の歌詞を楽しく暗記する。それぞれの暗記すべき対象について自分なりの記憶法を確立しておかなければならないのだと思いました。


暗記作業をはやいスピードで7回ほど繰り返すのが、長期記憶に定着させるのには効果的です(p27)

アウトプットによる暗記2.0

アウトプットすると、記憶に定着しやすくなります。目で見て、口で話して、耳で聞いて、手で書いて、イメージを想起させながら覚えると記憶に定着します。


例えば、1週間で簿記3級に合格するのであれば、ネット上の合格体験記や対策をざっと読んで戦略を練り、参考書を購入します。約360ページだったら、1日60ページ前後進めれば5日間でその参考書を一通りやって理解できます。そして、最後に、過去問をやるのです。


スピーチをまるまる覚える暗記術・・・各シーンが目に浮かぶようなストーリーを構成します・・・イメージとロジックを頭のなかに叩き込んだら、あとは声を出して、本番のように感情を込めて読むことです・・・1時間かけて、5回繰り返し・・・1時間のスピーチ暗記トレーニングを・・平日・・1日に4回から7回くらいは「リハーサル」を実践できるでしょう(p108)

アウトプットによる暗記2.0

それ以外にも学習マンガを読んで勉強するのも効果的です。自分の好きなマンガで英訳されているものを読むと、楽しみながら英語を勉強できるという。


結局、できる人は「これだけやれば合格するよな」というくらいやっています。スピーチを暗記するなら、1週間で50回繰り返す。これだけやれば誰でも良いスピーチができるでしょう。


最後は、決めたことをやりきる!という強い意思が必要なのですね。本山さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・10分間のスピーチ原稿を1週間で暗記するなど、「具体的なゴール」と、「達成期日」まで設定できるのがよいです。暗記の始まりは、強烈に覚えたいと思うことです(p19)


・「anguish(苦痛、苦しみ)」・・・Googleで画像検索すると、頭を抱えて悲嘆にくれている人の写真が多数表示され、ブラウザ全体が真っ暗です・・・この感覚を「anguish」という言葉とリンクさせます(p39)


・歌で楽しく覚える・・・
 殷、周、秦、漢、三国、晋(もしもしかめよ、かめさんよ)
 南北朝、隋、唐、五大(せかいのうちにおまえほど)
 宋、元、明、清、中華民国(あゆみののろいやつはない)
 中華人民共和国(どうしてそんなにのろいのか)(p45)


・スマホアプリ暗記術・・・英単語アプリ「mikan」・・TOEIC英単語2500か、センター試験英単語500(p58)


・休憩時間で私がおすすめしたいのは、軽く身体を動かすことです(p75)


▼引用は下記の書籍からです。
最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~
本山 勝寛
大和書房
売り上げランキング: 6,430


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

1 暗記1.0―あらゆる試験を突破する最強の暗記術
2 暗記2.0―どんなビジネスにも効く最強のアウトプット型暗記術
3 暗記3.0―夢を叶える最強の長期的暗記術



著者経歴

本山勝寛(もとやま かつひろ) ・・・日本財団子どもの貧困対策チーム チームリーダー。東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策修士課程修了。小学校から高校まで地方の公立学校に通い、独学だけで東京大学、ハーバード大学院に合格する。理系から文系、工学から教育学まで幅広く学ぶ。アジア最大級の国際NGOである日本財団で、世界30カ国以上を訪問。教育や人権、国際協力、障害者支援、パラリンピック支援、貧困対策事業を手がける。5児の父親で、これまで育児休業を4回取得。ブロガーとして独自の子育て論、教育論を「BLOGOS」などで展開し、話題を呼ぶ。


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